マイネーム・イズ・メモリー 新潮文庫

アンブラッシェアーズ【著】, 大嶌双恵【訳】

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2013/06/27
• JAN: 9784102183816

商品レビュー

2017/10/10

中盤までの内容の濃さにすごくのめり込んだが、最後の最後でまとまりなく終わるのが残念。
でもたまに読みたくなる。

2016/10/23

ダニエルは自分が生きてきた人生、終わらせてきた人生をすべて記憶している。記憶を持ったまま生まれ変わっているのだ。
生まれ変わったダニエルがすることは、彼女を探すこと。

なんというか、暗い海の底に沈んだままじっと誰かを想っているような、静かでそれでいて強い意志を感じる物語だった。
というか、読み終わった感想で一番強いのは「続くのかYO！」と言うこと。
三部作らしいけど、あとがきを一番最後まで読まないタイプなので知りようがなかった。
知ってたら、三部作出揃うまで手を出さなかったと思う。
２０１３年に出て、それから二冊目も出る気配ないけどどーなってる？
原作のほうはもう出たのか？アマゾンで調べたがよく判らなかった。
いやー、最初…って言うかほとんどヒーローのダニエルがびびり過ぎて待ちすぎて、じれったい。

しかし、こういうことが実際あったらどうだろうか。
ダニエルの執着はともかく、ホアキムの粘着はここまでだろうか？と言う気がしなくもない。
世界は進化し続けてるし、出来る様になることは沢山あって、楽しいことは続々と発明されるからなぁ。

ああ、これほんとにこんな所で終わってしまったらどうしよう。
すごくいやだわ。物語の感想よりも、最後どうなるかが知れないかもという恐怖のほうが大きい。
頼むからちゃんと続きを出して欲しい。
「トラベリングパンツ」で映画化された作者だから、大丈夫だろうと思って出したら、コケてしまった…なんてことではないように祈る。

物語の感想に戻ると、ダニエルはもうちっと仲良くなってから徐々に打ち明ければ良かったのになぁ、と思う。今までの過去生だと、ソフィアを見つけたら即行動に移ってたのに、今回はえらく慎重。
ベンのいうことは占い師のように曖昧な部分が多く、狙ってるのか、ただ単に詳しく説明するとつじつまの合わない部分が出てきそうだから、都合よくミステリアスにしているのか、今作だけではよく判らない。

ルーシーがマーニーの弟と寝たのはがっかりだった。
ショックだったし、哀しかったわ～…。

次巻、出なそうな嫌な予感しかしないから☆３つにしようかと思ったけど、面白かったので４つ。

2015/04/06

前世の記憶を保ったまま、輪廻転生し続けるダニエルの話。

運命の女性に運命を感じた理由にあまり説得力がなく、
ソフィア（ルーシー）に執着する意味がよくわからない。
同じ人とまた次の人生も………だと、転生する意味があんまりないような。
折角転生し続けて違う人生を送れるというのに、過去にとらわれ過ぎな主人公が気の毒。
その人生、その人生、楽しめばいいのにね。

とはいえ、楽しく読めたので続きが気になります。
次はいつでるのでしょう。気配がないですが、気長に待つことにします。