商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2013/06/10 |
JAN | 9784396614577 |
- 書籍
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謹訳 源氏物語(10)
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謹訳 源氏物語(10)
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商品レビュー
4.3
7件のお客様レビュー
全十巻。一巻おおよそ300ページなのでおよそ3000ページ。やっと読み終わりました。 解説書や雑学本は読んでいたけど、現代語訳は何回か途中で挫折をしていて、読み終えられたのは初めて。林望先生のすばらしく読みやすい訳に感謝。 歌の解説や引用や背景知識的なことを本文中に盛り込まれてい...
全十巻。一巻おおよそ300ページなのでおよそ3000ページ。やっと読み終わりました。 解説書や雑学本は読んでいたけど、現代語訳は何回か途中で挫折をしていて、読み終えられたのは初めて。林望先生のすばらしく読みやすい訳に感謝。 歌の解説や引用や背景知識的なことを本文中に盛り込まれているので、ページをいったりきたりせずに、内容面、特に登場人物の心情に集中して読むことができた。 全体としてはなかなか通俗小説っぷりに驚き。極端に言えば現代人がハーレクインを読むような感じ? こんなの一帖ごとに小出しにされたらそれはもう続きが読みたくて仕方なくなるわ。 俗っぽさはあるとはいえ、個々の心情についての現代人でも共感・理解できる描写が素晴らしい。 宇治十帖についていえば、第一部第二部と違い登場人物も少ないし、薫と匂宮は源氏に比べて華に欠けるから地味かな、という印象をもっていたけど、登場人物が限られている分1人1人の心の動きが丁寧に描かれていて、人物像がありありと浮かんできて、こっちもありだなと思った。 情熱的でがつがつ肉食系の匂宮と、優しいけどうじうじオタクな草食系の薫という両極端な2人。2人に好意を寄せられどちらにも惹かれでも最後はどちらも選ばない浮舟。なんか現代ドラマでもいけそう。 これからは他の方の訳を、帖ごとにつまみ読みしてみようかな♫
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紫式部がえがいた源氏の君などの男君とさまざまな女君との恋のかけひきや、同性の友情で、誰もがひきつけられる魅力いっぱいの本です。
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全巻読了。 波乱万丈のストーリーはないけど、繊細な心理描写と洗練された美意識で描かれた千年前の王朝文学。 林望先生の翻訳に感謝。 さて浮舟編。 美しいお姫様がいつも幸せになれるわけではないという何ともな話。 とはいえ美人だからこそ許されることも多々あるという... 久し振り...
全巻読了。 波乱万丈のストーリーはないけど、繊細な心理描写と洗練された美意識で描かれた千年前の王朝文学。 林望先生の翻訳に感謝。 さて浮舟編。 美しいお姫様がいつも幸せになれるわけではないという何ともな話。 とはいえ美人だからこそ許されることも多々あるという... 久し振りに物の怪登場&加持祈祷&悪霊退散で「中世の話だった!」と「姉の大君もそんな話だったか?」に少し驚き。 微妙なところで終わっているが、結末としてはこれでよいかも。
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