商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2013/06/06 |
| JAN | 9784094088366 |
- 書籍
- 文庫
逆説の日本史(16)
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逆説の日本史(16)
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江戸時代における名君の代表として、水戸光圀と保科正之と上杉鷹山を取り上げている。水戸家は徳川家を存続させるために家康が用意した御三家の一つだが、家康は単純に御三家を同一に扱うのではなく、尾張と紀伊の子孫には天皇家の血が入り込まないようにする一方で、水戸家は天皇家の血を入れて、も...
江戸時代における名君の代表として、水戸光圀と保科正之と上杉鷹山を取り上げている。水戸家は徳川家を存続させるために家康が用意した御三家の一つだが、家康は単純に御三家を同一に扱うのではなく、尾張と紀伊の子孫には天皇家の血が入り込まないようにする一方で、水戸家は天皇家の血を入れて、もし徳川幕府が揺らぎ天皇家が世を治める時代が来た場合でも、水戸家が天皇側につくことで徳川家を存続させようとした。 その水戸家2代目の藩主が光圀であり、光圀は将軍家に対して単純に服従するのではなく、批判的な意見も述べる名君だったのだ。光圀は水戸家初代の家康11男頼房の三男なのだが、兄の長男頼重が水戸藩よりも格下の高松藩の藩主となっているので、頼重の子を水戸藩の養子に迎え自分の子を高松藩の養子に出してまで長男の血筋を尊重してるのだ。 保科正之は徳川秀忠の息子なのだが、秀忠は恐妻家で女中に手を出して産ませた正之を穴山梅雪の未亡人に託して未亡人は高頭藩の藩主の保科正光の養子として育てられるのだ。天下の将軍さえ茶々(秀吉の妻 淀殿)の妹に頭が上がらないと言うのが面白い。男尊女卑の封建社会であっても、天下人秀吉は淀殿に将軍秀忠はお江の方に頭が上がらないのだ。昔は男の地位が高かったように思えるのだが、いつの世も女は強いと言うのが現実なのだ。保科正之が立派なのは、会津藩は幕末に活躍する雄藩だったのであるがその礎を作ったことだ。正之が遺した家訓15条は立派だ。その中で面白いのは第4条「女の言うことは一切聞き入れてはならない」ということだ。この背景には正之の娘が嫉妬に狂った側室に毒殺されたという事件があったのだ。 上杉鷹山は名君として有名だが、上杉家は関ヶ原の戦いで石田側についたため、会津120万石から米沢藩30万石に転封されてしまうが、人員整理することなく謙信以来の部下を整理せずに召し抱えていた。それによってとことん窮乏した藩財政を再建したので有名である。 まあ、そんな明君や江戸時代の文化の熟成について語っている16巻であった。まだまだ再読の道は続く。
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この巻は「江戸名君編」というサブタイトルが示しているように、徳川光圀、保科正之、上杉鷹山、池田光政といった人びとの業績がわかりやすく解説されています。 すでに著者は、水戸家が「徳川家の安全装置」であるという独創的な考えを語っていましたが、本書ではその考えを敷衍した議論がおこなわ...
この巻は「江戸名君編」というサブタイトルが示しているように、徳川光圀、保科正之、上杉鷹山、池田光政といった人びとの業績がわかりやすく解説されています。 すでに著者は、水戸家が「徳川家の安全装置」であるという独創的な考えを語っていましたが、本書ではその考えを敷衍した議論がおこなわれており、明治維新へと日本を動かしていく力をもつことになる尊王思想の源流をさぐっています。また、江戸時代の識字率の高さがどのようにして実現されたのかということを、通史的な観点から解き明かす試みもなされています。 この巻では、状況証拠にもとづく著者の憶測をつないでいくような論証がめだち、やや危うさを感じるのも事実ですが、刺激的な議論であることはこれまでと同様で、興味深く読むことができました。
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徳川光圀、保科正之、上杉鷹山、池田光政そして江戸文化。 なんと幅広い内容。 井原西鶴が上方で活躍していたから、同世代の松尾芭蕉は江戸に本距離とおいたのではないか…世代と地理とその当時の人間の心理を組み合わせた考察は、いつもながら腑に落ちとても理解がすすむ。 16冊目ともなると、著...
徳川光圀、保科正之、上杉鷹山、池田光政そして江戸文化。 なんと幅広い内容。 井原西鶴が上方で活躍していたから、同世代の松尾芭蕉は江戸に本距離とおいたのではないか…世代と地理とその当時の人間の心理を組み合わせた考察は、いつもながら腑に落ちとても理解がすすむ。 16冊目ともなると、著者のいつもの毒舌を軽ーく飛ばして読むスキルも身についてきた(^^)
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