NHKさかのぼり日本史 外交篇(8) なぜ、モンゴル帝国に強硬姿勢を貫いたのか-鎌倉「武家外交」の誕生

石井正敏【著】

• 販売会社／発売会社: NHK出版
• 発売年月日: 2013/05/29
• JAN: 9784140815687

商品レビュー

2018/06/23

鎌倉幕府を等身大に理解したいのが今の状況
地方分権じゃないけど、政局の転換期を捕まえた鎌倉新政権は、京都と中心を別にした権益空間だったが、元寇等の難局を超える都度拡大して、ついに外交を占有できた！

2016/10/06

この時代も読みにくい。
おそらく良質な資料も少ないのだろう。日本が受けた唯一の海外からの侵略にしては、読了後も驚くほどに情景が浮かんでこない。
また、引用する文書は実に読みにくい。同じ候文でも幕末の文書はあんなに読みやすいのに。候文にも時代があるとは初めて知った。
あまり知られていない時代は、もう少し丁寧な編集をして欲しいと思えた。

2013/07/20

鎌倉時代というと外交イメージがあまりなかったのだけれど、クビライ・ハーン率いるモンゴル帝国が元寇という形で日本侵攻を考えた時代であったわけで、振り返ってみると状況がほとんど把握できない中で、結構ヒヤヒヤものの政治采配を振るわざるをえなかったことがわかる。まさに『神風』さまさまであったわけだ。それにしても時代を遡っているのに、人間の精神性は進化しているように感じるのは何故だろう？