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MM9 destruction
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2013/05/31 |
JAN | 9784488018160 |
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MM9
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3.9
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「MM9-destruction-」 本格SF+怪獣小説。MM9第3弾。 ☆あらすじ☆ 地震、台風などと同じく自然災害の一種として“怪獣災害”が存在する現代。有数の怪獣大国である日本では、気象庁内に設置された怪獣対策のスペシャリスト集団“特異生物対策部”略して“気特対”が...
「MM9-destruction-」 本格SF+怪獣小説。MM9第3弾。 ☆あらすじ☆ 地震、台風などと同じく自然災害の一種として“怪獣災害”が存在する現代。有数の怪獣大国である日本では、気象庁内に設置された怪獣対策のスペシャリスト集団“特異生物対策部”略して“気特対”が、日本を守るべく昼夜を問わず駆けまわっている。スカイツリーを襲った宇宙怪獣を辛くも撃破してから二日。一騎と亜紀子、そしてヒメは茨城県内のとある神社に護送された。 ジャンルは“SF+怪獣”。なるほど。怪獣の響きからするに自然とウルトラマンが頭に浮かんでくる。M78星雲のパイセンが倒してきた怪獣に負けない猛者どもが登場するのだろう。 しかし、このワクワク感に水を差す事象が発生。気特対、伊豆野幹生、ヒメ(外見は10歳程度の人間の少女そのものだが、それを14倍に巨大化した怪獣)、ジェミー(精神生命体)が説明無しで当然の如く登場してきた為、変だなと思ったが、MM9はシリーズもので「MM9-destruction-」は第3弾だったのだ。がっくし。 ■想定外のラブコメ(濃い目) 案野一騎(15歳)がヒメのことを異性として見ていると序盤で発言。しまった。これはラブコメだ。 亜紀子という同級生の恋人(実際は、友達以上恋人未満?)がいながらの恋の暴走。プラスでひかるという巫女(実年齢不詳。人身御供だから歳をとらない)にまで恋心を。15歳と言え、青春真っ只中過ぎ且つご乱心が過ぎるぞ。 ■怪獣との対決 本筋は怪獣である。男児が大好きな巨大で強靭な怪獣達が、我が物顔に東京やNYを闊歩するシーンを見たいわけだ。そんな思いを汲み取ってか、第3章「消された時間」で遂に透明怪獣が暴れ出す!これぞ怪獣という暴れ振り。 何より、カガミ・ゴズ・ヒメvs3怪獣の闘いぶりは、ウルトラマンとゼットンの闘いを上回るだろう。何せとにかくデカすぎるw ■全体を通じて 怪獣も吸血怪獣や透明怪獣などなど多彩。怪獣神等の神々や宇宙神話やビックバンの法則等、民俗学や宗教学、物理学っぽい部分のディテールが細かい為、お陰で怪獣と言うあり得ない存在が最もらしく思えました。 一騎とヒメの最後を見るに完結の様だが、どうなんだろう。怪獣モノが好きで、ラブコメ(このdestructionだけかも知れないが)あってもオッケーな人にはオススメです。但し、第1弾から!
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『MM9─invasion─』の続編。チルゾギーニャ遊星人の送り込んできた怪獣をひとまず倒してやれやれという前作にひき続いて、本命の宇宙怪獣が送り込まれ、対する地球側は日本の守護神的怪獣が迎え撃つという、ただそれだけの話だ。『三大怪獣 地球最大の決戦』か『怪獣総進撃』みたいなも...
『MM9─invasion─』の続編。チルゾギーニャ遊星人の送り込んできた怪獣をひとまず倒してやれやれという前作にひき続いて、本命の宇宙怪獣が送り込まれ、対する地球側は日本の守護神的怪獣が迎え撃つという、ただそれだけの話だ。『三大怪獣 地球最大の決戦』か『怪獣総進撃』みたいなものか。 宇宙論の人間原理とは、この宇宙の物理法則が、なぜかくも知的生命が発生しやすい値になっているのかという疑問に対し、そういう宇宙だからこそ、われわれ人間が発生して、この物理法則を観測し感心しているのだ、と考えるものである。物理法則がこうでなかったら、知的生命は発生せず、そんな宇宙は誰も観測してくれないというだけのことだ。 これを転倒すると、人間がそう思って観測するから、そういう宇宙が生ずるのだという論理になる。怪獣は存在すると思っている人間がたくさんいると、怪獣が存在する神話宇宙が成立し、それが科学法則に従うビッグバン宇宙と重畳しているというのが『MM9』の世界である。この神話宇宙に属し、人間に混じって生きてきた妖怪たちが、やはり神話宇宙に属すると思われるチルゾギーニャ遊星人の地球侵略を手助けしているのだ。 チルゾギーニャ遊星人に居場所を悟られないようにするため、巨大化する少女型の怪獣に宇宙パトロールの如き宇宙人ジェミーが憑依したヒメ、ヒメとテレパシーの通じている一輝少年らは茨城県のある神社へと匿われる。そこには一見若く美しいが、実はとんでもなく高齢という巫女さんがいて、怪獣でありかつ日本列島の守護神であるゴズ様、カガミ様と通じている。こう説明すると何だかとってもジュヴナイルな感じ。 前半は、ラブコメ風の展開と、世界各地の神話が侵略民族によりどうねじ曲げられてきたか、その元型は何だったかといった話が延々と続き、いささかだれる。トンデモ本的こじつけを駆使して、古来、戦う女神の神話があったという話に持っていき、地球怪獣に神話的な根拠を与える伏線になっているのだが。 チルゾギーニャ遊星人に攻め込まれる神社、逃亡のアクション、遊星人の攻撃に敗北するヒメ。後半は怪獣ものの王道、宇宙海獣と地球怪獣の激突である。そのX点ををめざしてストーリーが収束していくあたりは、60年代怪獣映画を見ているかのような不思議に色あせた「総天然色」。
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SF伝奇ジュブナイルのMM9第3弾。 新たな未来史をつむいでいくのがSFとしたら、過去の歴史を新たに紐解いていくのが伝奇。そう決めてしまえば、SFと伝奇が共存してても良いんじゃないかと。 そして、SFとジュブナイルの親和性。 最終のような幕引き、と思うんですがどうでしょうか。ジュ...
SF伝奇ジュブナイルのMM9第3弾。 新たな未来史をつむいでいくのがSFとしたら、過去の歴史を新たに紐解いていくのが伝奇。そう決めてしまえば、SFと伝奇が共存してても良いんじゃないかと。 そして、SFとジュブナイルの親和性。 最終のような幕引き、と思うんですがどうでしょうか。ジュブナイルなら、きれいかなと思うんですよね。 とはいえ、強大な外敵の存在に対して、一時的に伊豆野と共闘関係結んだだけ。神話宇宙を維持しようとする彼らとの戦いは、まだ終わってません。 表紙のゴウキングは、アッガイにしか見えないんだけどな。
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