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坊っちゃん 角川つばさ文庫
858円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店 |
| 発売年月日 | 2013/05/15 |
| JAN | 9784046313140 |
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坊っちゃん
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坊っちゃん
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商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
▼角川つばさ文庫版の、「坊ちゃん」。娘(11)に読み聞かせました。原文のママではない。難しい単語は簡易にしてある。それなりに割愛編集もしてある。まあでも大体は元の文調、口調。 ▼つばさ文庫の努力の証左なのか、漱石の才なのか、子供はけっこう楽しんだ。寝る前に、10分、15分・・...
▼角川つばさ文庫版の、「坊ちゃん」。娘(11)に読み聞かせました。原文のママではない。難しい単語は簡易にしてある。それなりに割愛編集もしてある。まあでも大体は元の文調、口調。 ▼つばさ文庫の努力の証左なのか、漱石の才なのか、子供はけっこう楽しんだ。寝る前に、10分、15分・・・と。10夜くらいかかったか。最後の20ページくらいは、子供が勝手に読んだ。勝手に読み終え、泣いているから驚いた。聞くと「清が死んじゃった。可哀そう」。成程。 ▼「だから清の墓は小日向の養源寺にある。」 末尾の文。完璧です。簡潔、潔さ。ファクト。 でも物凄く詰まっています。 ▼結局は、坊ちゃんの清への愛の物語である。あらゆる人々の、「清、的なるもの」への慕情と惜別の涙の物語であろう。強烈に感傷的で、恥ずかしいことです。それを、ギュッと固ゆでにして表現した一文。 末尾がここまで心に刻まれる小説は他に無い。 ▼以下、どうでも良さそうなことなのだけれど。 「養源寺」の三文字は、本文中に2回出てくる。一度目は、中盤あたり。坊ちゃんが「山嵐」について語るくだりで、 <父の葬式のときに、養源寺にかかっていた掛け軸に描かれていた韋駄天に似ている> というような文がある。 さりげなく?父の墓は養源寺にあると分かる。坊ちゃんの、家代々の墓がそこにあるのだろう。 ▼そんなことは大抵の読み手は、末尾に至る頃には忘れている。最後まで読んで、 「ああ、途中でたしか養源寺って言ってたもんね」 と、思いつく人がいたらスゴい(そうでもないかも知れませんが)。自分は何度も何度も読んでいるが気が付かなかった。 だから末文の「養源寺」は、唐突と言えば唐突。だが素敵なことに相違はない。 (自分の読み方が雑なだけかも知れませんが) ▼いつだったか、数年前。初めて電子書籍で「坊っちゃん」を読んだ。電子書籍なのでふと「養源寺」で、本文全体を検索してみた。2か所出てきた。それで初めて気が付いた。検索しなければ一生気が付かなかったろう。 (自分の読み方が雑なだけかも知れませんが) ▼だけれども。 「つばさ文庫版」だと、1度目の「養源寺」の下りがざっぱりカットされていた。あらら。読み終えてから調べてみて気が付いた。 だからどうこうではありません。 それに、そういうささやかな?省略やカットのおかげで娘も楽しむことができた。......のかも知れない。それで最後に涙できたのかも知れぬ。とすれば、養源寺が末尾だけになったとて、漱石だってきっと文句は無い。.....無いんぢゃないかなあ。
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「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている」いたずらばかりのやんちゃ小僧・坊っちゃんは中学校の教師として、母代りの清を東京に残し、遠く四国は松山へ。ところが土地の人も生徒も先生も変人ばかり! 山嵐・赤シャツ・野だいこ・たぬき・うらなりくんと先生陣にあだ名をつける一方で生徒達に...
「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている」いたずらばかりのやんちゃ小僧・坊っちゃんは中学校の教師として、母代りの清を東京に残し、遠く四国は松山へ。ところが土地の人も生徒も先生も変人ばかり! 山嵐・赤シャツ・野だいこ・たぬき・うらなりくんと先生陣にあだ名をつける一方で生徒達にからかわれたり、坊っちゃんの教師生活はどうなっちゃうの! 100年経った今でも読み継がれる、夏目漱石初期の傑作長編がつばさ文庫についに登場。 やったー坊っちゃんつばさ文庫イェーイ!! でも読みやすくする為漢字の当て方とか改行を直してあったり、削ってあるところもあるらしいのでまたちょっと比較して読んでみようかなと思ったり。「坊っちゃん」は、好きなんですけど実はそんなに通して読んだことないなあと思い、創作の加筆分ネタ探しも兼ねてレッツ読書。漱石は「草枕」再読の時にも書いた気がするけど、初期の方がのびのびと書いてて好きですね。特にこの「坊っちゃん」は一週間くらいで書いたまさしく一気呵成な作品、言うなれば漱石の書きたい欲の発露! ってくらいなので多少不可解な点があっても勢いで読めてしまう。 そう、勢いね。「坊っちゃん」ていい意味でも悪い意味でも勢いの文芸のような気がする。坊っちゃんて正義感はあっても実はそこまで頭が働かない、いい意味で純朴な人で、何かするのに勢いの力を借りてるところがあるなと。あと、確かに帯とかにあるように「大暴れ」するのだけど、実際のところ坊っちゃんて「敗北者」なんだよね。田舎にいちゃもんつけてるけど、それは裏を返せば負けてるってことですから。生徒に心から謝罪させられなかった点、最初から最後まで舐められている点でもね。でも読後を爽快な気分にさせるのは、それはやはり漱石の手腕によるところが大きいでしょうし、やはり坊っちゃんのキャラクターが明るくて憎めない奴で、それこそ清の言うように「まっすぐで良い気性」なのも大きいね。解説にあるようにうらなりくんみたいな坊っちゃんだったらなんか一気にやや暗めの近代文学になりますわw そんなに読んでなかったのであーこういうエピソードあったかーとか思ったり、新しい発見などいろいろあり。挿絵のマドンナがちょう可愛い♪ それでちょっと思ったのが、私は赤シャツのイメージには、漱石自身も含まれてると思った。坊っちゃんは、漱石がこうありたいなというイメージが反映されたもので、そんな彼と山嵐にボコられる赤シャツには自分自身のイメージにプラスして、「猫」みたいに当時の人間(主に文学界の様子かな)を反映して、風刺しているものでもあるのかな、と。坊っちゃんの研究には全く疎いので適当なこと書いてますが、「猫」の苦沙弥先生がもっと狡猾で人間的にあくどい奴だったら赤シャツみたくなってたかもわかんないし。理想と現実を小説と言う架空のリングの上で戦わせたみたいな感じがするなあ。それだからこそ、速く書き上げられたのかな、とか、なんかそんなことを思ったりしました。「坊っちゃん」はまだネタ探しをしたいので、また何か別の文庫で読む予定です。
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