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大江戸釣客伝(下) 講談社文庫
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大江戸釣客伝(下) 講談社文庫

夢枕獏【著】

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大江戸釣客伝(下) 講談社文庫

743

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2013/05/15
JAN 9784062775557

大江戸釣客伝(下)

¥743

商品レビュー

4.1

18件のお客様レビュー

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2023/07/18

綱吉の時代だが、登場人物が傾いていて面白い。元禄の世が意外にも熱かった。 読後、「雨宿り図屏風」を観たくなった。

Posted by ブクログ

2023/05/02

夢枕獏の長篇時代小説『大江戸釣客伝〈上〉〈下〉』を読みました。 ここのところ、時代小説が続いています… 夢枕獏の作品は5年前に読んだ『鳥葬の山』以来なので久し振りですね。 -----story------------- 生類憐みの令で釣り人はどう生きたか。 人間の愚かさ、気高さ...

夢枕獏の長篇時代小説『大江戸釣客伝〈上〉〈下〉』を読みました。 ここのところ、時代小説が続いています… 夢枕獏の作品は5年前に読んだ『鳥葬の山』以来なので久し振りですね。 -----story------------- 生類憐みの令で釣り人はどう生きたか。 人間の愚かさ、気高さを釣りの世界を通して描く。 〈上〉 時は元禄。旗本、津軽采女は小普請組という閑職がゆえ、釣り三昧の日々を送っている。 やがて、義父・吉良上野介の計らいで「生類憐れみの令」を発布した、将軍綱吉に仕えることになるが・・・。 同じ頃、絵師朝湖と俳人基角は江戸湾で土左衛門を釣り上げた。 果たしてその正体は? 釣りの泥沼から覗く元禄時代。 〈下〉 釣り船禁止令でお咎めを受けた朝湖は三宅島へ島流しに。 その間赤穂浪士の討ち入りがあり、采女は敬愛する義父・上野介を失う。 そして江戸の町が大地震による火災で炎上、周辺は津波に襲われる!  豪華登場人物で描かれる、元禄の歴史と人間ドラマ! ----------------------- 2011年(平成23年)に刊行された作品で、同年の第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞を受賞し、翌年の第46回吉川英治文学賞を受賞… 文学賞3冠達成の時代小説です。  ■序の巻 幻談  ■巻の一 沙魚  ■巻の二 技師  ■巻の三 安宅丸  ■巻の四 鯛  ■巻の五 水怪  ■巻の六 釣心  ■巻の七 密漁者  ■巻の八 側小姓  ■巻の九 無竿  ■巻の十 釣り船禁止令  ■巻の十一 釣秘伝百箇條  ■巻の十二 夢は枯れ野を  ■巻の十三 この道や行く人なしに  ■巻の十四 其角純情  ■巻の十五 島流し  ■巻の十六 初鰹  ■巻の十七 松の廊下  ■巻の十八 討ち入り前夜  ■巻の十九 討ち入り  ■巻の二十 元禄大地震  ■巻の二十一 霜の鶴 狂える猿  ■巻の二十二 弥太夫入牢  ■巻の二十三 忘竿堂  ■結の巻  ■―あとがき― 夢の釣り宿から  ■解説 小説ものくるい 北方謙三 綱吉治世の元禄時代、釣りに出た絵師・多賀朝湖(たがちょうこ)と俳人・宝井其角(たからいきかく)は江戸湾で屍体を釣り上げる… 竿を持ち、笑みを浮かべながら流れ死んだ男の正体は? 一方、旗本・津軽采女(つがるうぬめ)は小普請組という閑職がゆえ、釣り三昧の日々を送っていたが、義父・吉良上野介の計らいで、「生類憐みの令」を発布した将軍・綱吉の側小姓となる、、、 綱吉とのトラブルがきっかけとなり城勤めを辞したにも拘わらず「釣り船禁止令」のため釣りが出来ない采女は、釣道を極めんとしたという投竿翁の足跡を追う… 赤穂浪士討ち入りで敬愛する義父・上野介を失う采女。 綱吉の相次ぐ禁令発布に反抗した朝湖は三宅島へ島流しとなり、江戸では支援の秘策が練られる… そして江戸の町が大地震による火災で炎上、周辺は津波に襲われる! 世間が騒がしいなか、釣り人たちの運命は!? 最古の釣り指南書『何羨録(かせんろく)』を著した津軽采女を中心に描く、釣りに憑かれた人々の活躍、、、 元禄の世の釣り勝負の妙、名人の業… 愚かで滑稽、しかしロマンと夢溢れる釣りに生きた激動の元禄の男たち、豪華登場人物で描かれる、元禄の歴史と人間ドラマ! 江戸幕府の第5代将軍・徳川綱吉によって制定された天下の悪法と評される「生類憐みの令」により翻弄される、元禄時代の釣りキチ、釣りバカたちの生き様、運命を描いた作品… 実在の人物を登場させながら、松の廊下の刃傷事件や赤穂浪士の討ち入り、元禄大地震等の当時の出来事を絡めてあることや、釣りに関する蘊蓄を織り込むことで、リアリティのある作品に仕上がっていましたね、、、 『何羨録』は実際に存在する日本最古とされる釣り専門書だそうですし、著者の津軽采女も実在の人物なんですねー 時代考証もしっかりしている印象だし、読みやすい文体で800ページを超えるボリュームだけど一気に読めました… 釣りのことを知らなくても愉しめますが、釣り好きだったら、もっともっと愉しめると思いますね。 面白かった♪

Posted by ブクログ

2023/04/30

生類憐みの令のため、釣りに行けず悶々とする主人公たち。そんな中、釣りに行って、捕まり島流しになる朝湖。悲しみにくれる其角。一方で松の廊下事件、さらに赤穂浪士の討ち入りが起こり、義父・吉良上野介を失う采女。激動の元禄の中、釣りを愛した男たちの物語。見方が変わると吉良上野介は善、浅野...

生類憐みの令のため、釣りに行けず悶々とする主人公たち。そんな中、釣りに行って、捕まり島流しになる朝湖。悲しみにくれる其角。一方で松の廊下事件、さらに赤穂浪士の討ち入りが起こり、義父・吉良上野介を失う采女。激動の元禄の中、釣りを愛した男たちの物語。見方が変わると吉良上野介は善、浅野内匠頭は悪だった。

Posted by ブクログ

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