商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | アスキーメディアワークス/角川グループホールディングス |
発売年月日 | 2013/04/10 |
JAN | 9784048915786 |
- 書籍
- 文庫
氷の国のアマリリス
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氷の国のアマリリス
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商品レビュー
4.2
14件のお客様レビュー
こんな健気な存在、人間ではそうそう見つけられないね。でもまぁ、氷河期でも地表の状況は観測するだろうし、スノウホワイトのエネルギー源が大寒波の原因と同じってのも引っかかる。これだけの感情と思考能力を持っていながらマスターを見捨てられないのは、いいことにしておこうか。
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1巻完結。 数多あるライトノベルでも相当、辛辣なことを描いている。 話しの中で『人間』って助ける必要あるの?と問われてるシーンがあるけど、ここで言う『人間』とは種としての意味の他、『人間』らしく優雅で知的な『上流人』を指している、とも思った。そういう人達にとって他の輩はロボット同...
1巻完結。 数多あるライトノベルでも相当、辛辣なことを描いている。 話しの中で『人間』って助ける必要あるの?と問われてるシーンがあるけど、ここで言う『人間』とは種としての意味の他、『人間』らしく優雅で知的な『上流人』を指している、とも思った。そういう人達にとって他の輩はロボット同然に見えているんでしょうけど、その『ロボット』達の献身が無ければ『人間』など簡単に死ぬんだよ、と指弾している、との感想を持ちました。 物語ラストシーンの世界は救いでしょうか?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作「雨の日のアイリス」と同じく、ロボットを題材にした作品(続編ではなく、世界観は別物)。ロボットの存在意義については前作も触れられていたが、今作ではさらに深く掘り下げられており、ロボット達がご主人様こと人間に奉仕する姿には胸を打つものがあった。 テーマや全体的な内容自体は面白かったのだが、どうにも腑に落ちないところがあった。その最たるが、本作のキーキャラクターであるアイスバーンの過去と設定である。 序盤から、彼の過去だけは隠されており、「この世界の真実に関係があることなのかな?」と期待していた。一人だけ殺傷能力の高い武器を搭載していた点も、「普通の奉仕ロボットではない」という予想を裏付けているように思えた。 だが、ひた隠しにされていた過去は「やんごとない身分のお嬢様に仕える執事ロボットでした」というもの。明らかに終盤まで引っ張るような大層なネタではない。しかもそのネタばらしのあるシーンは、なぜか視点が移動している。そんな小細工をする意味もわからないし、執事だった過去を隠していた理由もわからない。長らく積み重ねていた伏線を一気に回収して読者を驚かせてくれるのでは、と期待していたが見事に肩透かしを食らい、結果として読後感も微妙なものになってしまった。
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