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最終定理 ハヤカワ文庫SF
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最終定理 ハヤカワ文庫SF

アーサー・C.クラーク, フレデリックポール【著】, 小野田和子【訳】

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最終定理 ハヤカワ文庫SF

1,210

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2013/03/09
JAN 9784150118945

最終定理

¥1,210

商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

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2022/05/09

読みながら劉 慈欣の「三体」を思い起こしました。 いずれも日常と宇宙のつながりが紡ぐ物語で、人類が危機を迎え、克服する話です。 本書はクラークの遺作で、クラーク90歳、ひきとって書きあげたフレデリック・ポールは89歳だったそうです。 前半部の描きこみに比べ、後半からスピードが...

読みながら劉 慈欣の「三体」を思い起こしました。 いずれも日常と宇宙のつながりが紡ぐ物語で、人類が危機を迎え、克服する話です。 本書はクラークの遺作で、クラーク90歳、ひきとって書きあげたフレデリック・ポールは89歳だったそうです。 前半部の描きこみに比べ、後半からスピードが上がっていくというか、急展開だったり、細部を意図的か飛ばす部分に難を感じる部分もあるかもですが、小野田和子さんの訳がよいのか、文体はリズムがあり読みやすかったです。

Posted by ブクログ

2013/09/07

アーサー・C・クラークの遺作。フェルマーの最終定理を解くスリランカの少年が成長していく物語。SFだし宇宙人も登場するけど人類との時間と空間のスケールの違いがゆっくりと全体ストーリーの関わっていく。

Posted by ブクログ

2013/08/30

 SF界の巨匠ふたりがタッグを組んだ長編。正直言ってびっくりする。  中身は、ちょっと寓話っぽいすてきなSFである。フェルマーの最終定理に挑戦する主人公が、なかなか魅力的だ。  ハードなSFを期待して読んでいるとびっくりはする。ちゃんと、異星人による地球侵略とかになってきて、...

 SF界の巨匠ふたりがタッグを組んだ長編。正直言ってびっくりする。  中身は、ちょっと寓話っぽいすてきなSFである。フェルマーの最終定理に挑戦する主人公が、なかなか魅力的だ。  ハードなSFを期待して読んでいるとびっくりはする。ちゃんと、異星人による地球侵略とかになってきて、その宇宙人の感じなどは、それこそ「スターウォーズ的」である。巨匠の茶目っ気かな。どちらかというとほほえましく読める。  SFとして目新しいものがあるわけではないのだけど、重力エレベーターだったりプログラムとしての生物だったり、さまざまなアイデアが上手く組み合わさっている。新しいアイデアと言うよりも、巨匠たちがそれぞれの名作で創作し、「SF的現実」となったものを持ち寄って組み合わせ、ひとつの世界を作っているという感じだ。しかも、そういった点については、実にがっちりとハードSFである。  一番心に残るのは、この作品に込めら得たテーマである。タイトルの最終定理というのは、もちろん主人公の人生に大きな影響を与えるフェルマーのものだろうけれど、もうひとつ大きな作品中の意味があると思う。それが、最後の方になってグンと心にしみてくるのである。  アーサー・C・クラークの遺作になるという。彼のメッセージをちゃんと受け止められる人類でありたいものだと思う。

Posted by ブクログ

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