商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2013/03/15 |
JAN | 9784334037345 |
- 書籍
- 新書
役たたず、
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商品レビュー
4.3
12件のお客様レビュー
新書という事もあってか、いつもとは少し違う味わいの石田千さん。 でもやっぱりしみじみ味わいたくなる文書ばかり。 石田千さんの意図的であろうひらがなの使い方が、ことばに奥行きを与えている。 ーうちのおばあさんは、還暦以降の長い晩年、ずっとうわの空だった。 それが最期の数年、一発逆...
新書という事もあってか、いつもとは少し違う味わいの石田千さん。 でもやっぱりしみじみ味わいたくなる文書ばかり。 石田千さんの意図的であろうひらがなの使い方が、ことばに奥行きを与えている。 ーうちのおばあさんは、還暦以降の長い晩年、ずっとうわの空だった。 それが最期の数年、一発逆転した。 人の声を聞くと、いつでもだれにでも、にっこり笑いかける。 そのにっこりが、かわいい、うれしいと、ヘルパーさんに喜ばれた。 おたくのおばあさんはにっこりしてくれるから嬉しい。そういって見舞いにきて下さる方がたくさんいた。八十過ぎたころは、ご利益さえ出ていたと思う。 ひとはなんにもできなくなっても、最後まで役立つものと、みんなに教えて亡くなった。 ー社会に出るということは、はだかんぼうが、まっさらなふんどしをつけることだった。 ー少なくとも、無理に口を開き、小手先のことばを鳴らすより、こころをからだに託す沈黙のほうが、祈りはずっと伝わる。 2013年3月 光文社新書
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石田千さんのえっせい2冊目読了しました。 「役立たず」とはどういうことなのかを考えながら 読み進めていきました。 東日本大震災のことを含めたのに対してのことだったのですね。 軽やかな文体で読みやすかったです。
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挫折しました… 読んだことない人のエッセイが読みたくて、以前本屋さんで絶賛されてた石田千さんの本を図書館で借りてきました。 この人の文章は一文一文が短い。キレがあってそこがいい、という人もいるのだろうけど、私にはただザクザク切られてるだけな感じがして、句点や行間から何のイメージも...
挫折しました… 読んだことない人のエッセイが読みたくて、以前本屋さんで絶賛されてた石田千さんの本を図書館で借りてきました。 この人の文章は一文一文が短い。キレがあってそこがいい、という人もいるのだろうけど、私にはただザクザク切られてるだけな感じがして、句点や行間から何のイメージも浮かんでこなかった。ふくよかさがないというか。 3分の1ぐらい読んで、あとちょっと読めば慣れて面白くなるかも、とも思ったけど、エッセイは文章そのものを楽しめてこそ面白いのだから、読み続ける意味ないかな、と思ってやめた。 またいつか読みたくなったら。とりあえず今回は買わなくてよかった。
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