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ユリイカ 詩と批評(2013年3月号増刊号)
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ユリイカ 詩と批評(2013年3月号増刊号)

青土社

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ユリイカ 詩と批評(2013年3月号増刊号)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2013/02/12
JAN 9784791702510

ユリイカ 詩と批評(2013年3月号増刊号)

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2013/02/28

これはいい!すごい密度。昨年来日した「闇の国々」のペータース&スクイテンのインタビューや鼎談、関連する論考が大半を占めるのだけど、本当に読み応えがある。最近すこしづつ海外マンガの情報が増えているとはいえ、これだけのものが読めるというのは嬉しい。 しかし、日本のマンガ市場っ...

これはいい!すごい密度。昨年来日した「闇の国々」のペータース&スクイテンのインタビューや鼎談、関連する論考が大半を占めるのだけど、本当に読み応えがある。最近すこしづつ海外マンガの情報が増えているとはいえ、これだけのものが読めるというのは嬉しい。 しかし、日本のマンガ市場ってのは携帯以上のガラパゴスであることよね。日本の読者に向けた日本の作家による作品によって流通のほぼ100%が占められて、海外マンガが読まれることは極めて稀。3億部以上の大ベストセラー「アステリックス」を知る日本人はほとんどいないし、アメコミといえばヒーローもので単純な勧善懲悪と思っている人もまだまだすごく多い。いっぽうでマンガは日本が世界に誇る文化で日本のマンガは世界で受け入れられてるると思ってる。しかし北米における日本マンガの売り上げの急激な低下が物語るように、クール・ジャパンと言って誇れるほど日本のマンガは安泰ではない。アメリカだってヨーロッパだってそれぞれのマンガの歴史と文化、そこで培われた文法と表現様式があるわけで、日本のものをそのまま持っていって売れるなんてことはありえない。 アメリカのアメコミやグラフィック・ノベルからも、ヨーロッパのDBからも、学べること学ばなくちゃいけないことはたくさんある。閉鎖された市場にあぐらをかいていたら間違いなく衰退する。それは描き手作り手だけの話ではない、僕たち読み手だってもっともっとマンガを楽しめるはずなんだ。

Posted by ブクログ

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