明日をもっと素敵にする心の持ち方

室井摩耶子【著】

• 販売会社／発売会社: マガジンハウス
• 発売年月日: 2013/02/14
• JAN: 9784838725236

商品レビュー

2020/12/09

2020年12月9日
楽譜通りの月光と、私の月光。聞いた編集者は
前者も美しいけど、後者には物語があり、月の光が目に見えてくる。室井さんは作曲家の思いを考えて考えてピアノにのせて自分の音楽を語る。
音楽は音で描いた詩、小説、戯曲
ベートーヴェンはドイツ人のためだけにこの曲を作ったわけではなく、人間のために書いたのではありませんか？ドイツ人だって日本人だってうれしいときは笑うし、悲しいときには泣きます。人間として同じこです。だからドイツ人と同じ人間である私がベートーヴェンを弾いてもおかしくないでしょう？
いい言葉だ
自分の人生で大成功するのに結婚は向かないのかなぁ。強く明るく前向きな室井さんって素晴らしい人だ。

2013/09/18

テレビで91歳（現在は92歳）の現役ピアニスト室井摩耶子さんのことを取り上げていました。
生涯独身、一人暮らしで毎日100グラムの牛ヒレステーキを食べるのが健康のひけつとか。
興味を持ったので、この本を手にとってみました。

92歳の現役ピアニスト・室井摩耶子さんの著書です。
室井さんは1921年生まれ。
６歳６カ月６日からピアノを習い始める。
東京音楽学校（現・東京芸大）を首席卒業し、演奏活動を始める。
35歳にヨーロッパに渡り、武者修行。
帰国したのは61歳のとき。
活躍の舞台を欧州から日本へ移し、現在も現役として活動を続ける。

生涯独身の室井さんは89歳のときに自宅のリフォームに手をつけたのだとか。
普通の人なら「あと何年生きられるか」、自分で勝手につくった壁から逆算をしてためらってしまうことでしょう。
15年前には肺がんにかかったそうですが、そんな病気も克服して、生涯現役ピアニストとしての生き方を貫いています。

お父様も102歳まで生きたということなので長生きの家系ではあるのでしょうが、室井さんのこの本を読むと、年齢を重ねることがとても楽しみになってきます！

35歳から61歳までヨーロッパで暮らしていたこともあり、感覚が非常に国際的。
毎日、ピアノの練習をし、大好きなお肉をモリモリ食べているようです。
室井さんの日常生活をのぞいてみると。。。

朝７時：起床
朝食：ソーセージ、野菜サラダ、パン、コーヒー、ヨーグルト。
ルーティンのメニューではありますが、例えばパンはドイツのものが好きとか、一つひとつにこだわりを持っているようです。
新聞を読むなどして過ごしたあと、10時から12時ぐらいまでピアノの練習。
12時：昼食
13時～14時：お昼寝。
15時～　手紙や電話や買い物へ。
18時～19時　夕食
20時半～22時ごろまで　ピアノの練習
23時過ぎ　就寝。
やはり、「時計のように正確に生きる」ことが元気の源なのかもしれません。

一人暮らしなので死への不安はなくはないそうです。
でも、死ぬことよりどう生きるかを考える。
「この世にはうれしいことや素敵なことがいっぱいある。この世とお別れするのはもったいない」
そう思って生きていると書かれていました。
強くてエレガント。
前向きでチャーミング。
「明日は今日よりもっと素敵」、そんなハッピーパワーを分けてもらえるような本でした。

2013/04/24

よくわからないけど、家にプレゼントとして届いた。

同じマガジンハウス社の「BRUTUS」を定期購読したからかもしれない。

文字も大きく、行間があって非常に読みやすい本です。

こんな感じで長生きしたいですけど。

でもなんか自費出版本みたいですね。このような権威のある人ならばもう少しや利用があったような気がします。