商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2013/02/22 |
JAN | 9784140056349 |
- 書籍
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小説 おしん(上)
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小説 おしん(上)
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★「おしん」を読んで、 こんなに心が揺れたのは久しぶりだ。ドラマや映画では、おしんの数々の苦労が展開されるのが話題になりがちだが、この本に実に深い、人生の本質が描かれている。それを、作者の橋田壽賀子さんは意識しているとしか思えないのだが…。 それは、「人生は自分を生きることで...
★「おしん」を読んで、 こんなに心が揺れたのは久しぶりだ。ドラマや映画では、おしんの数々の苦労が展開されるのが話題になりがちだが、この本に実に深い、人生の本質が描かれている。それを、作者の橋田壽賀子さんは意識しているとしか思えないのだが…。 それは、「人生は自分を生きることであり、周囲の者にもたらされるものではない。」確かに人生、出会った人の暖かい愛や、援助があって形創られてはいるが、自らが生きることをやめたものには人生は存在しないのである。生かされてはいても、人生を真の意味で実感できはしないのだ。だから、おしんは苦労の末に数々訪れる、穏やかな日常に自らが生きていることを見いだせず新たな、自分の生きている実感を人生)を求めて始める。 実際の社会を見回しても真に憧れる人は、自分の考えを生きている人達で、決して裕福な暮らしをしている人ではない。そんな人は、生きることにブレはない。自分を生きる過程で出くわす困難や、不幸、苦しみは、そんな生き方をする人の糧になり続け、その人をどんどん大きくしていく。社会的な目立った功績としての大きさではなく、存在としての大きさだ。功績は結果なのだ。 実際にはこの本の中のおしんには会うことは出来ないが、私の心の中にいるおしんに折を見て、一緒に人生の一部を歩いてみたい。 2013/11/09
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