商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2013/02/05 |
JAN | 9784794219541 |
- 書籍
- 文庫
素晴らしきラジオ体操
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
素晴らしきラジオ体操
¥748
在庫なし
商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
クライミングやらジョギングやらやってるとストレッチやアップにも興味が湧いてきて、その流れからラジオ体操を知りたくなって手に取った本だが、想像以上におもろかった傑作。 発祥はアメリカ。保険会社(日本は簡易保険)との意外な関係性、戦前戦中の旧ラジオ体操のこと、戦後GHQによりラジヲ体操が禁止になりその後の紆余曲折で今のラジオ体操が生まれたこと、どれをとっても知らんかったことばっかり。 そして、リズムに合わせて身体を動かしたくなる本能と、その本能のみをストイックに追及するのか、雑念に駆られて勢力争いをするのか、その権力闘争や組織内革命。まるでキリスト教史を読んでいるよな(大げさか) 読んでいて笑いと感心のため息が連続した。これはエエ本や!これから朝礼のラジオ体操の度に色々思い出せそうである
Posted by
ラジオ体操の本家がアメリカだったとは目から鱗である。しかし、戦前の我が国官僚がラジオ体操を日本への輸入を試みるが、公共放送で放送することから広告効果を排除し、日本独特の精神性を注入して可笑しなことになっていくことが本書を読むと良く判る。そして現在のラジオ体操を創作した遠山氏の談話...
ラジオ体操の本家がアメリカだったとは目から鱗である。しかし、戦前の我が国官僚がラジオ体操を日本への輸入を試みるが、公共放送で放送することから広告効果を排除し、日本独特の精神性を注入して可笑しなことになっていくことが本書を読むと良く判る。そして現在のラジオ体操を創作した遠山氏の談話で「間」が生み出す絶妙な動きの調和を知る。なかなか面白い本だった。
Posted by
ラジオ体操って日本独自のものではないんだね初めて知った。しかも保険会社推奨だとするとなんか今だとあまり良い気持ちがしないのはなぜだろう。 アメリカでは「死の換金」は保険批判の論理だった 日本では「人が死ぬと大金になるから保険に入る」 そしてラジオ体操に、今の日本人の縮...
ラジオ体操って日本独自のものではないんだね初めて知った。しかも保険会社推奨だとするとなんか今だとあまり良い気持ちがしないのはなぜだろう。 アメリカでは「死の換金」は保険批判の論理だった 日本では「人が死ぬと大金になるから保険に入る」 そしてラジオ体操に、今の日本人の縮図を見たような気がする。 そうなんだよねラジオ体操参加組って高齢者に偏ってしまう。いろいろ言われている高齢者だけど唯一の逃げ場がここだとすると、そしてこの逃げ場でさえ取り上げようとする世の中だと先が思いやられるな。 とか何とか言っても日本人の多くはあの曲が流れたらたいてい体が動き出すだろう。
Posted by