商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2013/02/12 |
JAN | 9784575841930 |
- コミック
- 双葉社
今日もいい天気 原発事故編
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今日もいい天気 原発事故編
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商品レビュー
4.5
9件のお客様レビュー
田植えが始まったのでしょうか、のどかな田園風景の中に煙が上がっていて、それが「キノコ雲」なんです。 山本おさむさんのなかにある、言わずにおれない、描かずにおれないものが、実に素朴で実直な「マンガ」として描かれていて、胸打たれました。 ブログに詳しく書きました。よろしければど...
田植えが始まったのでしょうか、のどかな田園風景の中に煙が上がっていて、それが「キノコ雲」なんです。 山本おさむさんのなかにある、言わずにおれない、描かずにおれないものが、実に素朴で実直な「マンガ」として描かれていて、胸打たれました。 ブログに詳しく書きました。よろしければどうぞ。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202109100000/
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●「今・・・町を占領してるのは雑草たちだ/あんたらが人間を追い出し雑草の王国にしたんだ/(中略)/防げたかもしれない悲劇が何度も繰り返されてきた/そしてそのたびになぜか俺たちは忘れてしまうのだ/その人たちが死んでも忘れる 病に苦しんでいても忘れる/血を流していても忘れる/俺たちは...
●「今・・・町を占領してるのは雑草たちだ/あんたらが人間を追い出し雑草の王国にしたんだ/(中略)/防げたかもしれない悲劇が何度も繰り返されてきた/そしてそのたびになぜか俺たちは忘れてしまうのだ/その人たちが死んでも忘れる 病に苦しんでいても忘れる/血を流していても忘れる/俺たちは忘れ続ける 見ないようにする/今も忘れるという悪魔を退治できないでいる/(中略)/忘れるな忘れるな今度こそ忘れるな」
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
山本おさむさんの福島暮らしマンガの続編。 2011年3月11日、埼玉の仕事場近くで地震に見舞われた山本さん。 当初は「数日もたてば交通機関等も含めてある程度元通りになる」と楽観的に思っていたようですが、自分もしかり、(後日話を聞く限り)首都圏にいる人は結構な割合でそんな風にどこかで思ってたような気がします。 それがあの津波の映像を目にしたことで一気に気構えが変わり、さらに原発から湧き上がる謎の煙(水蒸気)の映像を見て「これは何が起こってるのか」と不安にかられたのを思い出しました。 いまいち判然としない官邸からの発表を真っすぐポジティブに受け止めようとする反面「ホントか?」とどこか疑う自分もいて、山本さんが同じような葛藤を抱えていたという描写が当時の自分の心情をそのまま映しているかのようで、読んでいて少し苦しくなりました。 マンガは奥様と飼い犬・コタちゃんの自主避難、埼玉での家探し、一時帰宅、敷地の除染…と続きますが、あわせて天栄村での2011年の米作りについても描かれています。 日本一美味しい「天栄米」というブランディングが成功しかかった矢先に被災した天栄村。村の研究会の皆さんが心を折らず、放射性物質0の米作りを目指す姿にはただただ感服しましたし、遅ればせながらぜひ食べてみたくなりました。 同時に、報道機関には食の安全について徒に消費者の不安を煽るのではなく、こういった結果をきちんと出している地道な取り組みを多数の人の耳目に触れるように報道してほしいと感じました。 震災から5年以上がたち、当時のことを思い出したり震災について考えることもグンと減っていましたが、垂れ流される情報を鵜呑みにする危なさを再認識しましたし、疑問に思うことがあるのなら「自分の目と耳と頭」をもって正しい情報を得ようとする姿勢が大切なことを教えられました。
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