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老子
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老子
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本書は、老子の道徳経の解説の書です 道徳経81章は、上篇37章(道経)と下篇(徳経)44章とに分かれています 儒教と対比される道教ですが、なかなか向き合うことができないでいました。 内容については、書き下し文と、解説があるも、複雑であり、残念ながら、即解できるほど簡単ではあり...
本書は、老子の道徳経の解説の書です 道徳経81章は、上篇37章(道経)と下篇(徳経)44章とに分かれています 儒教と対比される道教ですが、なかなか向き合うことができないでいました。 内容については、書き下し文と、解説があるも、複雑であり、残念ながら、即解できるほど簡単ではありません。 帯に老子の概要が述べられています ・自己研鑽し、知識を増やすことは、かえって人間を不幸にするのではないか。 ・農村の自然で素朴な生活の中で見出したものは、「無為自然」。 ・無為とは、不必要なことは行わないこと、儒家のいう学問も、自我を肥大化するだけの不必要なものと批判している。 ・己の無力を知り、自由に生きるための知恵であり、競争社会を強く否定するのが、老子の思想である。 巻末に訳者福永光司の解説、興膳氏の解説の2つの解説があり、「老子」を概観している。おおづかみをされるのであれば、福永氏の解説をまず読まれてはいかがでしょうか。 気になったのは、以下です。 ■老子の教えとは ・道とは、形なき形、声なき声である ・一切万物は生滅変化を繰り返す有限の存在であるが、道は、万物の生滅と変化を超えて悠久であり無限である。 ・己を低きにおいて他人と勝ちを争わず、争わないことを己の処世の根本とする。争わないためには、どのような汚辱にも耐え、どのような卑賤の地位にも甘んじ、凹地に溜まる濁水のように世の汚れを一身に受ける。 ・老子には、固有名詞は一切でてこない、ただ、突如「我」があらわれてくる。 ■老子という書について ・老子とは、道を説明する哲学的な著作である。 ・「老子」とは、中国において、はじめて、否定の精神と論理を確立した哲学書である。 ・「老子」という書物が箴言集としての性格をもつ。 ■老子の言葉 番号は章番号 天網恢恢:天網恢恢疎にして失わず 73 多言なればしばしば窮す 5 信足らざれば、信ざらざれる有り 17 兵は強ければ則ち勝たず 76 知足:故に知足を知りて足れりとせば、常に足る 46 知る者は言わず、言う者は知らず 56 信言は美ならず、美言は信ならず 81 曲なれば則ち全し 22 目次 上篇 道経 下篇 徳経 訳者解説 解説 福永光司の中国宗教思想史研究と「老子」 索引 訳者は、京大名誉教授で、老荘思想の第一の研究者、2001に逝去 ISBN:9784480095138 出版社:筑摩書房 判型:文庫 ページ数:384ページ 定価:1200円(本体) 発売日:2013年01月10日
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上篇(道経)◆下篇(徳経) 訳者:福永光司(1918-2001) 解説:興膳宏(1936-)
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孔老孟荘の中で老子が一番好きかなぁ 人をいつくしむ心。何も持たぬ暮らし。人の先に立たぬ生 漫画の読み過ぎかなぁ
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