1,800円以上の注文で送料無料

死神を食べた少女(下)
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

死神を食べた少女(下)

七沢またり【著】

追加する に追加する

死神を食べた少女(下)

1,100

獲得ポイント10P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 エンターブレイン/角川グループパブリッシング
発売年月日 2012/12/15
JAN 9784047284586

死神を食べた少女(下)

¥1,100

商品レビュー

4

5件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/02/06

終盤、戦闘シーンが減ってちょっとだるんだが、最後までそれなりにエンジョイした。 死にかけたら死神が出て、食うて復活して、と不死なのでは? なかなか久しぶりにどこまでもダークな話だが、気が滅入る系ではない。 最後にナン(nun)になるのが、ちょっとエグすぎるのではと、思った。 宗教...

終盤、戦闘シーンが減ってちょっとだるんだが、最後までそれなりにエンジョイした。 死にかけたら死神が出て、食うて復活して、と不死なのでは? なかなか久しぶりにどこまでもダークな話だが、気が滅入る系ではない。 最後にナン(nun)になるのが、ちょっとエグすぎるのではと、思った。 宗教に中指的なやつか?!

Posted by ブクログ

2016/06/30

「部下を捨ててまで助かりたいとは思わない。どうせなら貴方達と一緒が良いわ。長い間食事を共にした仲だもの。私も混ぜてくれないと。仲間外れは絶対に許さないわ」 (P.325)

Posted by ブクログ

2016/01/19

 下巻です。読み終えた後は、しばらく、余韻に浸っていました。  それだけ読み応えがあり、とても面白い内容であったと思います。単なる戦記、立身出世ものではなく、様々なメッセージを投げかけてくる内容だったと思います。  無常な世の中、伝播しめぐる悪意、戦争という狂気が生み出してしまっ...

 下巻です。読み終えた後は、しばらく、余韻に浸っていました。  それだけ読み応えがあり、とても面白い内容であったと思います。単なる戦記、立身出世ものではなく、様々なメッセージを投げかけてくる内容だったと思います。  無常な世の中、伝播しめぐる悪意、戦争という狂気が生み出してしまった化け物のお話でした。  メッセージ性が強いんですよね。様々な問題を投げかけてきました。何が正しくて何が間違っているのか。歴史は勝者がつくり、結果、再び過ちを繰り返す。そんな戦争が持つ狂気が描かれていました。  話の中で、シェラの愛馬だった「青ざめた馬」が死んでしまったときは、思わず涙ぐんでしまいましたね。「我が家」と形容した砦で、部下の騎兵たちとともに芋を育て、それが実るのを楽しみにしていたシェラ。部下たちと食事をし、一緒に行動しているときは、確かに彼女は「死神」ではなく「少女」だったのではないでしょうか。  善良な者がいるけれど、それを上回る害悪がおり、真面目に戦っているものたちが死んでいく。また大義のために立ち上がったはずの解放軍も、結局は、圧政を敷いた王国の悪と同じ悪へと落ちる。  作中でシェラが言う「あるのは憎悪と執念だけ」という言葉にも頷けます。  作中の軍師ディーナーは、「一が汚れ、十を生贄にして、千を救う」という言葉を座右の銘にしていましたが、解放軍の食料を調達するために、村を襲ったことで「死神」シェラを生み出し、最後にはシェラに殺されました。  綺麗ごとだけでは世は回りませんが、「歴史は勝者が作る」のでは結局同じことを繰り返す。「汚れ」も必要であり、正しく「歴史を記録」し、「過去から学ぶ」。  そういった「あたりまえ」のことができないのが、人間なのだな、と……。  シェラは「今」を懸命に「生き抜き」ました。  その原動力が、「復讐心」であったり、満たされることのない「飢餓感」であったとしても、彼女は最初から最後まで、「まっすぐ」に生き抜きました。彼女は最終的に解放軍が樹立した新生王国を滅ぼして、その後どうなったのか、それは話の中では語られません。  「死神シェラ」。彼女に救いがおとずれたのかは、誰にも分かりません。それでも、彼女は復讐を終え「満足」したことでしょう。彼女の行った行為は、彼女に返ってくるでしょうが、それでも、彼女は「満足」して生を終えるに違いありません。  (意図的なのか)謎や伏線は残りますが、いつか明かされるときが来るのでしょうか。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す