商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2012/11/22 |
JAN | 9784041005668 |
- 書籍
- 文庫
映画道楽
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映画道楽
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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
結果的に宮崎駿のメフィストフェレスになった鈴木敏夫。 敏夫とタッグを組むことで駿はビッグバジェットで映画を作れるようになった。 が、「もののけ姫」以降あきらかに難解になるのに反比例して、協業収入が上がり続けることは、駿にとって本当に幸せなことなのか。 内容や質に見合った客層や批評...
結果的に宮崎駿のメフィストフェレスになった鈴木敏夫。 敏夫とタッグを組むことで駿はビッグバジェットで映画を作れるようになった。 が、「もののけ姫」以降あきらかに難解になるのに反比例して、協業収入が上がり続けることは、駿にとって本当に幸せなことなのか。 内容や質に見合った客層や批評が生まれることが作品にとっては幸せなことだが、よくわからなかったけど面白かったねという客が爆増する状況って。 ともあれそんな状況を生み出したひとりであるところの敏夫、真偽不明の宮さんトークを延々生み出す機械でもあるが、結果莫大な富を生み出した。 ジブリのアコギな商売の大元でもある。 いまや、独特の手法でタイ人女性のパトロンになることも可能な状態だが、実は本書が初の単著らしい。 「ぴあ」連載で、2005年に単行本。 文庫2012で増補されている。 で、2007年ラジオ「ジブリ汗まみれ」が始まり、2008年の「仕事道楽」出版。 以降宮さんトークと俺SUGEEEトークを織り交ぜながら、権力を安定化させていくのだ。 駿が面白いから宮さんトークも面白い、が、敏夫という人物はあまり好きじゃない、が、本書は結構面白かった。 というのも「ぴあ」に連載されただけあって、敏夫フィルターとはいえ、ある意味映画史の一側面でもあるからだ。 取材者の金澤誠という人がいいのかな。 2020年には「新・映画道楽」も出版されているので、ちょっと気になる。 任侠映画が好きらしい。 押井守いわく「恫喝の天才」らしいが、文化的ヤクザなんだろう。 @ 目次 ■第1部 映画体験編(片岡千恵蔵のファンでした。;映画のヒロインについて。 ほか) ■第2部 映画製作編(プロデューサー事始め。;プロデューサー高畑勲から学んだこと。 ほか) ■第3部 映画宣伝編(タイトルは映画の重要なコピーです。;映画の宣伝は三位一体で作られる。 ほか) ■第4部 映画企画編(肉体を失った現代の映画について考える。;現代に合った映画の主人公をどう作るか? ほか) ◆あとがき ◆文庫のためのあとがき ◆略年譜
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モノづくりに欠かせない要素、漫画映画とアニメーション映画の違いや、欧米と日本の特性の違いなどメモる箇所が随所に...。敏夫版状況適合理論とも言える。 ジブリファンならずとも気軽に楽しめる一冊。
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鈴木敏夫の映画に対する情熱を感じる一冊。 ジブリが流行ったのは宮﨑駿の作り出す映像美も勿論だが、鈴木敏夫らによるキャッチコピーや予告編へのこだわりはすごい。 よいえいがはこだわりがある。
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