嫌煙家のテーブル マーブルC

すもも(著者)

• 販売会社／発売会社: ソフトライン(東京漫画社)
• 発売年月日: 2012/11/22
• JAN: 9784864420730

商品レビュー

2013/05/10

初読み作家さんなので、最初は絵柄に馴染むのに時間がかかる、と言うのはどの初読み作家さんでも当てはまるかと言うと実は違ってて、最初からずーっと馴染む人もいれば、違和感がありつつ読み進んでやっと馴染む感じの作家さんがいて、この方は私にとっては後者。表情筋の描き方の癖を読み取れるようになるまで時間がかかると言うか。そう言う意味で、黒娜さかきさんとヤマシタトモコさんとえすとえむさんを思わせる作風。絵柄の印象から抜けると、物語の構成に気負いが無いと言うか卒が無いと言うか、とても完成度の高いのに気付く短編5作。実はほぼ表紙買い。コミックス1冊分の話をじっくり読みたい作家さん。声高に描いてる訳でなないのだが、集団の中で生きにくさと言うか不器用さを持つ人間と、そうではない人間の対比が上手いなぁ、と唸ってしまった。『はつこい』の松下くんとか、『Whatever!』の南雲くんとか。表題作の『嫌煙家のテーブル』のおまけ漫画『禁煙家のベッド』での、年上おっさんゲイの津川のびっち加減も絶妙だったなぁ。

2013/03/05

表題作は★４くらい好きだった。なんていうか２人とも照れんなよ…こっちが照れるよ…と後日談も含めて思いました。おじさん可愛いな！！ぬるっとホモォにもなれちゃう一線が低い子は嫌いではありません。ね。

「BLのLはラブのLなんですよ！」にウケました…でも確かにそう言われるだろうなーという、「未満」な気持ちの子たちが多い作品だなって思いました。がっつりBLが読みたい人には物足りないかも。「もう１歩理解できたら恋」くらいのレベルの子たちですねーなんか。個人的にはそう感じた。
相手を好きって理解するまでの過程とか好きだけど、そこからの相手とラブラブーってなる過程～ラブラブーなお話も好きな私にとっても少し物足りなかった…かもしれない。でも、ここで終わって正解なのかなーと。続きが読みたい！って思ったのはやっぱりできあがった表題かぷだったからな～。だから後日談のようなお話があって嬉しかったです。

2013/01/31

短編集。
タバコ題材にされると吸いたくなってしょうがない。
大事な人のためにやめられるんだったらとっくにやめてるはずなのに←
商業誌でリバ志向なのはめずらしいかも。