- 新品
- 書籍
- 書籍
はじまりは国芳 江戸スピリットのゆくえ
2,640円
獲得ポイント24P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 大修館書店 |
発売年月日 | 2012/11/12 |
JAN | 9784469222258 |
- 書籍
- 書籍
はじまりは国芳
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
はじまりは国芳
¥2,640
在庫なし
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
国芳というよりは、その弟子たちによって引き継がれた浮世絵の系譜を辿る本(横浜美術館展示カタログ)。国芳-芳年の浮世絵師弟から、鏑木清方が出現し、岡倉天心による「日本画」が出来上がる。しかしその動きとは別に、木版画による浮世絵リバイバルのようなこととして伊東深水や川瀬巴水が出現する...
国芳というよりは、その弟子たちによって引き継がれた浮世絵の系譜を辿る本(横浜美術館展示カタログ)。国芳-芳年の浮世絵師弟から、鏑木清方が出現し、岡倉天心による「日本画」が出来上がる。しかしその動きとは別に、木版画による浮世絵リバイバルのようなこととして伊東深水や川瀬巴水が出現する。その後、現代日本のアートに連なる明確な系譜は、本書で語られないが、マンガやアニメーションにはその遺伝子を伺えるような気がする。 不思議なのは、日本の幕末に当たる時期にヨーロッパでは浮世絵によるジャポニズムが起こり、文化産業の期待が有っただろうに、日本では浮世絵が衰退するという事態になったこと。産業進行の推進よりも、文明開化や脱亜入欧の文化・イデオロギー的な転換要請が優先されたゆえなのか。 西洋美術のリアリズムや啓蒙性に驚嘆し、憧れた日本。リアリズムや自らの西欧文明の矛盾と混乱の解放をオルタナティブカルチャーに求めたヨーロッパ。不思議な歴史の交錯。
Posted by