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千年もみじ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新日本出版社 |
発売年月日 | 2012/10/26 |
JAN | 9784406056298 |
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千年もみじ
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『世界には何千年も生きている木があるそうです』というのは、物語を書かれた最上一平さんの弁だが、もしそういった存在が私の身近にあるとするのなら、果たしてどのような気持ち、あるいは心構えで向き合うのだろうか? という割には、どうやら千年もみじだけの話ではないようで、物語も『八雲...
『世界には何千年も生きている木があるそうです』というのは、物語を書かれた最上一平さんの弁だが、もしそういった存在が私の身近にあるとするのなら、果たしてどのような気持ち、あるいは心構えで向き合うのだろうか? という割には、どうやら千年もみじだけの話ではないようで、物語も『八雲山に降った雨は、八雲川となり~』といった始まり方である点が何度読んでも気になっていたのだが、そこでの細やかな最上さんの描写には、自然の持つ飾らない美しさをありのままに書いていながらも、時折ハッとさせられるような、これまで気付かなかった素晴らしさもあったりと、これはそんな環境に囲まれて暮らしている、男の子「ともあき」の物語でもあるのだと思われたのだった。 千年もみじは秋だが物語の始まりは夏で、八雲山に八雲川といった自然の恵みの中で、日々友達と遊ぶ、そんなともあきの未来の物語は、やがて千年もみじを介して時を超えた家族の繋がりを知ることによって世界や自然の繋がりも知ってゆく、それは本流をさかのぼって八雲川に入ってくる、うなぎを釣ったり食べたりしない彼のじいちゃんの思いであったり、じいちゃんのお兄さんが千年もみじに何度も通っては、何を語っていたのかを慮ることの大切さを知ることでもあるのだと。 そうした繋がりは、中村悦子さんの優しく彩られた水彩画にも表れていて、以前読んだ「かあさん どうして」の細やかなタッチと比べると、表紙の絵を見ても空間の開けた大らかさが印象的だが、それはおそらく千年もみじよりも遥か昔から変わらずにいるであろう、空から降り始めた雨をきっかけとして、八雲川が生まれたように、ともあきの身の回りには千年もみじだけではない、人間にとっての大先輩となる存在がたくさんいることを密かにほのめかしていたのではないかと思われた、そんな中でも実際に手で触れて感じることのできる千年もみじの圧倒的な存在感には、まるでこの世に起こるありとあらゆることを全て把握しているような、ただそこに立っているだけなのに自然と居住まいを正したくなる威厳がありながら、紅葉の切ない美しさに心を慰められる優しさもある存在感は、まるで、そこにいてくれるだけで安心できる世界の守り神のようにも感じさせる。 そんな思いを抱かせてくれた本書は、穏やかに反戦を唱えた絵本だとも捉えることができて、そう考えると、裏表紙のはらりと舞い落ちる紅葉の葉っぱには、きっと千年もみじからの大切なメッセージが載せられた、私たちへの手紙なのかもしれない。
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八雲で暮らすともあきは、じいちゃんからいろんなことを教わる。 ヤマメやイワナを釣ることのおもしろさを知る。 うなぎつりをじいちゃんがしなかった理由もあって… それはじいちゃんのお兄さんが戦争に行き、帰ってこなかったことに関係していて…。 ある日、若月という名のおじさんが、千年もみ...
八雲で暮らすともあきは、じいちゃんからいろんなことを教わる。 ヤマメやイワナを釣ることのおもしろさを知る。 うなぎつりをじいちゃんがしなかった理由もあって… それはじいちゃんのお兄さんが戦争に行き、帰ってこなかったことに関係していて…。 ある日、若月という名のおじさんが、千年もみじに会いに来たことで、じいちゃんのお兄さんと若月のおじさんのお父さんが知り合いだったと聞き、じいちゃんの案内で千年もみじを見に行く。 ことばを失くすというような偉大な木というような… 木は、だれを見つめてきたんだろうか。 木は、だれに寄り添ってきたんだろうか。 木は、何を伝えているのだろうか。 何もわからないけど触っていれば安心するのが木なのかもしれないと思った。
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変わらないもの。 ずっとそこにいてくれるもの。 安心感。 戻るべき場所。 そこに帰りたかった。 そう願い、それを伝え、守り続けるのは生き残った人々。
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