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レンタルチャイルド 神に弄ばれる貧しき子供たち 新潮文庫
649円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2012/10/30 |
| JAN | 9784101325330 |
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レンタルチャイルド
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レンタルチャイルド
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商品レビュー
3.8
36件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あらすじで衝撃作、と銘打つ通り、確かに驚きでした。そして、何とも悲しいお話。 これは貧困が悲しいとか、売春が悲しいとか、手足の切断が悲しいとか、そういうことではありません。 いや、これらは十分に悲しいです。ただ、こうした苦しみに追いやられた張本人・それで嫌な思いをした張本人が、長じて生きてゆくために、仲間(手下)の手足を切り目をつぶし物乞いをさせたり、ヒジュラ(両性具有者。ただし本作ではゲイに近いニュアンス?)を襲撃し、レイプするという事実。 これは、苦しみの輪廻というか、因果、から抜けることの難しさを語っているように思います。痛い目にあわされたマフィアに、いつの間にか自分がなっていた。そして生きるためには仕方ないと、それを繰り返す。 その蟻地獄のような出口のなさに悲しみを感じました。 ・・・ 物乞いそのものは東南アジアでは割と一般的かとは思います。 私の住まう東南アジアの辺境でも、週末朝ごはんをレストランで食べていると、突然車いすのおっさんがカラオケをしながら寄付を募って練り歩くというのはよくあることです。都心では奇形の男性だったり、足のないおじさん、乳飲み子を抱えた女性などが物乞いをしているのは見ます。裏でマフィアみたいな人がいるという噂もよく聞きます。 でも、本作の物乞いは、競争が激しい。 レンタルチャイルドを片手に同情を誘う。そのために私生児をかき集めたり、場合によっては誘拐してくる。そのレンタルチャイルドもそのうち同情を引かなくなるので、今度は手足を切断して不具にした上で同情を呼ぶ。 こうした子どもたちは物心つくと今度は路上に放り出され、物乞いをさせられ、マフィアにお金を巻き上げられる。稼ぎが悪いとボコボコにされる。 更にお金が集まらないと、更なる同情を集めようと目をつぶしたりして障害度を上げ同情を誘う。 その果てに、「死体屋」ともいえる、死人を練りまわし同情を誘うという物乞い方法を編み出したラジャの姿があります。しかし、その彼をして、生きるために仕方ない、と言われれば彼への反論はすべてきれいごとになってしまいそう。 そのような浮浪者の中でも熾烈な生存競争がある現実、これが心痛くも印象的でありました。 ・・・ ということで石井氏の作品はこれで二作目。非常に優秀なノンフィクションライターさんであると感服しています。 富裕な国から来た外国人にここまで心を開かせるというのは、やはり筆者が相応に信頼されたからなのだろうと思います。 貧困への解決策が特にあるわけではないのですが、この現実を明るみに出した功績は決して小さくはないと思います。今後も経済成長を続けるであろうインドですが、その成長や成功の裏で、闇もまた濃く影を落とすことになるのだろうと感じます。
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この本を読んだとき、あまりの現実の凄まじさに文字通り絶句した そして、自分自身の価値観や、自分自身が思い込んでる"普通"なんかを基にして、他人を可哀想とか残酷とか決めつけることがどれだけ無知で傲慢なことか、強烈に突き付けられた When I read th...
この本を読んだとき、あまりの現実の凄まじさに文字通り絶句した そして、自分自身の価値観や、自分自身が思い込んでる"普通"なんかを基にして、他人を可哀想とか残酷とか決めつけることがどれだけ無知で傲慢なことか、強烈に突き付けられた When I read this book, I was so overwhelmed by the harshness of reality that I was left utterly speechless. And I was forcefully confronted with just how ignorant and arrogant it is to judge others as pitiful or cruel based on your own values—or on what you assume to be ‘normal.’
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2002年から2008年までのインドが舞台。 今インドといえば、経済成長も凄まじく、エネルギー溢れる国って感じだけれども、脈々と続く貧困の連鎖も当然残っているんだろうなとありありと想像させる本だった。 『俺は死体乞食をするのがいいとは思わねえ。やらないでいいなら、やらないに越し...
2002年から2008年までのインドが舞台。 今インドといえば、経済成長も凄まじく、エネルギー溢れる国って感じだけれども、脈々と続く貧困の連鎖も当然残っているんだろうなとありありと想像させる本だった。 『俺は死体乞食をするのがいいとは思わねえ。やらないでいいなら、やらないに越したことはない。けど、幼い頃からそうしてきたから、こういう生き方しかできないんだ』 路上に暮らす少年から青年マフィアになったラジャの言葉は、もうほんとにそうなんだろうなと心に残った。
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