千のキス

安達千夏【著】

• 販売会社／発売会社: 祥伝社
• 発売年月日: 2012/10/12
• JAN: 9784396634001

商品レビュー

2019/08/11

瑠璃が出会ったそれぞれの恋愛と別れ。

17歳の頃の彼氏と心中するつもりで、竹富島の海に二人で潜ったこと。
心中は見事に失敗し、死ぬ気もなかった彼氏に逃げられ、一人残された瑠璃を助けてくれたのは、民宿経営の隼人と常連のドクだった。

実家のお店を手伝う21歳の瑠璃が出会ったのは画家の男だった。
彼を追いかけるように行ったヨーロッパでの出来事。
他人の時間を食いつぶすような、時泥棒だった彼には、母のような存在の女性がずっといたこと。

23歳で出会った新聞記者の男は、既婚者だった。
離婚が成立したら、を心待ちにしていた瑠璃だったが、彼と妻の離れられない姿を目の当たりにしたこと。

24歳、静養で訪れた竹富島。
瑠璃を好いてくれているおばあと、ずっとそばにいた隼人の存在。

本当に大切な人は、離れた距離にいたとしても、いつも本人のそばにいた、と。
時泥棒、怖いよね。。。そういう人。

2013/11/08

瑠璃の恋の記録。石垣で心中し損なって、結城と結ばれるかと思ったらただの時泥棒でドイツから帰ってきて、奥宮さんには勝てなくて、お七になりたくてもなれなくて西さんは奥さんのもので、そして落ち着くのは隼人くん。石垣島の。まぁよくまとめたけど、終わり方ね、もーちょい面白くてもいいけどな、

2013/06/09

山形県出身作家の本で気になったので読んでみました。
なんか、よくわからん。
読了後、物足りなさがある。
震災後付け足された「パンタ・レイ」があっても、その前の「づくし」にしてもどっちもラストは…腑に落ちない感じ。