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10月の少女たち(文庫版) 小学館文庫
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10月の少女たち(文庫版) 小学館文庫

萩尾望都(著者)

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10月の少女たち(文庫版) 小学館文庫

722

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2012/10/13
JAN 9784091914057

10月の少女たち(文庫版)

¥722

商品レビュー

3.9

8件のお客様レビュー

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2023/02/14

構成が秀逸な短編SF ファンタジー 少女の淡い葛藤や大切な人を失った喪失感、理解できない"大人"の言動、 全てが危うくて、忘れてはいけない大切な感情だと思った

Posted by ブクログ

2021/11/14

今まで、萩尾望都さんをちゃんと読んだことがなかったので、これを機に読んでみることに。 70年代から80年代前半のバラエティに富んだ16篇。 50年近く経つというのに「精霊狩り」「あそび玉」など、SF/ファンタジーでの異端の者(ちょっと変わった子)を主人公に描いたお話の色褪せない面...

今まで、萩尾望都さんをちゃんと読んだことがなかったので、これを機に読んでみることに。 70年代から80年代前半のバラエティに富んだ16篇。 50年近く経つというのに「精霊狩り」「あそび玉」など、SF/ファンタジーでの異端の者(ちょっと変わった子)を主人公に描いたお話の色褪せない面白さよ。「赤ッ毛のいとこ」のマイペースな"のえる"がかわいい。 ネーム作りの裏側の話もあり。萩尾望都さんと同期デビュー吾妻ひでおさんあとがきがよかった。でも文庫は小さいね、目がシバシバ。

Posted by ブクログ

2021/09/11

初期の短編作品16編を収録しています。 「精霊狩り」「ドアの中のわたしの息子」「みんなでお茶を」の三編は、超能力をあやつる精霊の少女ダーナ・ドンブンブンが主人公の連作短編です。異能の持ち主であるがゆえに人びとから迫害されるという世界設定や、生殖にかかわるテーマをあつかっていると...

初期の短編作品16編を収録しています。 「精霊狩り」「ドアの中のわたしの息子」「みんなでお茶を」の三編は、超能力をあやつる精霊の少女ダーナ・ドンブンブンが主人公の連作短編です。異能の持ち主であるがゆえに人びとから迫害されるという世界設定や、生殖にかかわるテーマをあつかっているところなど、『スター・レッド』や『Marginal―マージナル』に通じるSF作品で、著者がこれらのテーマにとりくみつづけてきた経緯を知ることができます。 「赤っ毛のいとこ」も連作短編形式の作品です。茨木(いばらぎ)まりという黒髪の美少女が、いずれもクセのある三人の少年たちに言い寄られながらも、彼女の恋の理想像とのズレが悲喜劇を呼び起こす内容で、古典的なラブコメという印象です。 「十年目の毬絵」は、画家として大成することを夢見ていた島田と津川という二人の男と、毬絵という一人の女性の物語です。こちらも、若きバレエ・ダンサーの葛藤をえがいた『感謝知らずの男』と通じるものがあり、後年の著者の作品を知る読者にとってはいろいろな興味をかき立てられ内容だと感じます。

Posted by ブクログ

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