商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2012/10/01 |
JAN | 9784093460897 |
- 書籍
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ネンドノカンド
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ネンドノカンド
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商品レビュー
4.3
27件のお客様レビュー
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【フツーの人だからこそ活かせるデザインの視点】 デザイナーの著者が2010年から『DIME』で各週連載していたエッセイを書籍化したものとのこと。世界的にご活躍するデザイナーとのことで、世界各地を飛び回り、特にデザインの先進地域と言われるヨーロッパからも話を持ち入れている。 デザインの視点みたいな理論的なものから入り、その具体例のような形で著者のデザインした作品、商品が写真と合わせて紹介されている。読みやすく親しみやすい内容だった。 __フイルターになるベくいろんなものをひっかけるためには、「脱力」することが一番幼果的です。「脱カ」が必要なのは、やみくもに「当たり前のこと」を遮断してしまわないようにするためです。なぜなら、「当たり前のこと」からいいアイデアが生まれることがあるのです。 俗に言う「アーティスティックな人」や「個性的な人」はどうやらダメっぽい。どっちかというと、フツーの人。これがいい。フツーの感覚があるからこそ、わずかな「差異」に気づけるのかもしれません。(本文より) デザインって、何にでもあてはめられるけれども、利用者の存在するデザインの実用性を考えると、たしかに一般的な人々がどのような利便性や楽しみを求めているか、その感覚は欠かせない。 __デザイナーは何かを「作る」ことが主な仕事だと思われがちですが、どちらかというと何かを「見る」ことのほうが多いのが現実です。(本文より) 著者は本文で、作るのは職人さんたちで、その技術に大変感謝している、と言っている。そうだ、ウェブデザインでも、デザインをもとにそれを実際に設計するエンジニアがいる。その技術あってのものなのだと改めて。 では、デザイナーは「見る」ことを通して、解決策を「見つける」らしい。その方法が大まかに二つあると言い、 一つは、見ないこと。 ここにあるはずなどの思い込みで見えなくなっているものがあるとし、 「対象物をできるだけ凝視しないようにして、その周辺ににじみ出てる要素や背後に隠れている情報にも意識を広げる」こと。 もう一つは、「第一印象を何度でも繰り返せる」ように毎回リセットして見ること。これも、できるだけ利用者の視点を失わないようにすることだなーと思う。 受け手がいて、受け手に伝わるデザイン。役立つデザイン。 人間中心のデザインの実践週でもあると思った。
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タイトル「脱力デザイン論」通りのユルい雰囲気で、 且つ業界の慣習的なものも味わうことができて 楽しく読み進められた。
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デザインする方法に、正解はないのだなと感じた。 削ぎ落としたり、一歩引いてみたり、ちまちましたところから始めてみたり、要素分解したり。 固定概念や観念を取っ払ってフラットでいることは大切。
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