商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2012/09/27 |
JAN | 9784140911952 |
- 書籍
- 書籍
団地の空間政治学
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
団地の空間政治学
¥1,320
在庫あり
商品レビュー
3.6
15件のお客様レビュー
団地のノスタルジー部分(ハード)に関しての本は数多ありますが、この本は珍しくタイプの住民の生活や文化、共同体の変容(ソフト)の部分を事細かにわかりやすく説明された読み応えのある著作でした。 私は団地育ちですが、特定の政党の党員さんが自治会長を長年勤めていて、ずっと神妙に感じてい...
団地のノスタルジー部分(ハード)に関しての本は数多ありますが、この本は珍しくタイプの住民の生活や文化、共同体の変容(ソフト)の部分を事細かにわかりやすく説明された読み応えのある著作でした。 私は団地育ちですが、特定の政党の党員さんが自治会長を長年勤めていて、ずっと神妙に感じていました。ワープロやパソコンは普及しても手書きで怒りの気持ちを込めたあの自治会会報がいまだに忘れられません。 集合住宅の政治宗教利用は、会社でのそれに同じく、やるべきじゃないよねと、団地生活を終えた今改めて思います。 最後の章で団地の再生に関しての記述がありました。オワコンと思われがちな団地にも新しい活路があることを知り、嬉しくなりました。
Posted by
戦後日本に誕生した「団地」空間にいかなる思想が生まれ、いかなる政治活動が行われたのか。 大阪の香里団地、東京の多摩平、ひばりヶ丘団地、千葉の常盤平、高根台団地。 場の特性が、独特の政治的風土を形成することがある。 今回も面白かったです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2012年刊行。著者は明治学院大学国際学部教授。◆「団地」、それは戦後、農村から都市への人口流入政策に伴う住宅難に見舞われた都市部における生活圏確保のための起死回生の一策。その団地に注目し、戦後、特に60年代の東西の社会史を解き明かす。もっとも、政治学との題に比し、事実上政権を担当しなかった社会党・共産党・公明党への影響が議論される本書はやはり都市社会史の書というべきではなかろうか。◇個人的には、本書紹介(といっても殆ど泡沫)の団地で幼少年期を過ごした身なので、その史的な意味を付与されるのは感慨深い。 加えて、鉄道(京阪電鉄、新京成電鉄、西武池袋線、国鉄中央線等)に絡めつつ解説するのは著者らしい。PS.団地には、同学年は勿論、ほぼ同年代の子供がたくさんいた、というのは経験的に腑に落ちる。
Posted by