商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
発売年月日 | 2012/09/12 |
JAN | 9784326550708 |
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商品レビュー
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読み難ければ、巻末の解説から読み始める事をお勧めする。本著を噛み砕き、論旨を分かりやすく整理してくれている。 アメリカ以外の国からの輸入の75%近くが、ドル建てドル決済である。国際決済銀行(BTS)の調査によれば、世界の外国為替取引の85%でドルが使用されていて、2004年の8...
読み難ければ、巻末の解説から読み始める事をお勧めする。本著を噛み砕き、論旨を分かりやすく整理してくれている。 アメリカ以外の国からの輸入の75%近くが、ドル建てドル決済である。国際決済銀行(BTS)の調査によれば、世界の外国為替取引の85%でドルが使用されていて、2004年の88%からわずかに低下したに過ぎない。また45%の国債債務はドル建て、OPECも石油価格のドル建てを継続している。 圧倒的な強さを持つドル。金融不安等でその弱化が叫ばれても、結局、元の鞘だ。ドルの対抗馬であるユーロが世界的に支配力のある通貨単位になるためには、ユーロ圏の債券を発行しアメリカ財務省証券市場の流動性に匹敵する政府債券市場を作らなければならない。もう一つ、アメリカが経済政策でひどい失敗を起こしドルに対する不信感が広まった場合にのみ、ユーロに勝ち目があるが、今の所、その可能性は低い。人民元は、中国の金融市場や金融機関の発展段階から見れば何十年も先になる。 著者アイケングリーンは、スティグリッツの提案を特別引出権SDRの延長で捉え「ファニー・マニー」つまりオモチャのお金と揶揄。解題を務めた浅沼氏はアイケングリーンに軍配が上がると。確かに、現状を見ればそうなのかも知れない。
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アイケングリーンを読んでみる。英語で読んだほうがわかり易いのかなー。基軸通貨に関する、論理的というより歴史的記述。結局、国力が基軸性を担保している。
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