男妾 ジュネットC/ピアスシリーズ

水上シン(著者)

• 販売会社／発売会社: ジュネット
• 発売年月日: 2012/08/31
• JAN: 9784864520553

商品レビュー

2013/04/02

2013/03/26
【普通】なんちゃって戦後、デカい男×美少年という定番CPの表題作。　父を亡くし病弱な母を養うため学校を辞め、父の友人：堂島の愛人になった速人。　速人を仕込む薬屋と愛人に乗せられる堂島にオイオイと突っ込みを入れつつもまぁ二人が幸せならいっか…(笑)　　他→没落貴族の美少年息子：ルークが運転手の愛人に…と思ったら、使用人との仲を取り持ち自分はアラブに旅立っていくという予想斜め上を行った展開にへぇぇー。　珍しくデカい受だし(笑)　３年後戻ってきたルークと円満な三角関係になだれ込むに違いない(笑)

2012/10/07

軍服萌え。絵柄が昭和レトロなので古臭い印象がありますが、ストーリーはシリアス一辺倒にならずに抜け感がほどよくあっていい感じ。話のつくりが上手いです。糖分も思ったより多めで、そこもよかったところ。
ただ、軍隊を舞台にした話じゃありませんでした。言うなれば軍服の禁欲的な萌えのみ。

父親が戦死してしまい、病弱な母親と二人きりで残された15歳の速人。途方にくれるけれど、学校も辞めどうにかして生活費を稼がねばならない容赦ない現実だけが目の前に。
そんな時、薬屋から父の友人の軍人堂島の「お世話をする」仕事を持ちかけられるのです。
ありがちなお耽美ストーリーだなと思いつつ、速人の切ない諦念や堂島への淡い恋心が素直に心に響いたところや、「旦那さま」という横暴な印象からはかけ離れた、大人にしては純情で不器用な堂島の葛藤がかわいかったところが好印象でした。
体格差に萌える人にはたまらんはず。ショタっぽく感じるのは否めず。

「名もなき君よ」はSSだけど、軍人ものらしい作品でしかも人外。切なくてエロティックで萌えた。

「斜陽華族」は、こういう話に付き物のかわいそうな少年が慰み者というテンプレ王道概念をあっさり裏切ってくれたところがすっごく面白かった。
え～？こっちじゃなくて、そっちでそうなる？みたいな。
ルークがなかなかのタマ。アダムがかっこいいのに残念な鈍感。そして、ベッドでのマイヤーが美しすぎてイロっぽくて驚いた。
反則技がてんこ盛りなストーリーでかなり気に入りました。
が、短い。
もっと、掘り下げて描いて欲しいです。こんなおいしいストーリー、そこであっさり終わらせて欲しくない！妄想しまくりになってしまう！3Pでどうにかなってほしい～！今からでも間に合うので？後日談プリーズ。

2012/09/01

　水上シン『男妾』

　この人の描く世界観が好きで本屋で見かけると買ってしまうのですが…表紙…もう少しどうにか………^^;
　それはさておき、内容は申し分ないのですがほかの作品に比べて少し物語としての構成がなあ…という感じでした、もともとやまなしおちなしいみなしの分野なのでそれを求めるのもあれなんですけど。
　しかし私が最初にこの人の作品で手に取ったのが 『愛玩少年』だった事もあって体格差がやけに目につくこの頃（笑）

　それにしても真ん中のショートストーリーはいろんな意味で新手過ぎて…理解するのに時間がかかった（笑）