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無声映画のシーン
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フリオリャマサーレス【著】, 木村榮一【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ヴィレッジブックス
発売年月日 2012/08/23
JAN 9784864910057

無声映画のシーン

¥2,200

商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

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2022/10/01

フリオリャマサーレス2冊目 例えるならセピア色の物語を描くのが、 得意な作家なのかもしれない。 写真と記憶。ノスタルジーの物語。 とある少年の物語ーーではなく、 とある街の12年間を綴っているという仕組みのせいか、この本を読んでいるとき、 登場人物自体にさほど愛着を持つ事が...

フリオリャマサーレス2冊目 例えるならセピア色の物語を描くのが、 得意な作家なのかもしれない。 写真と記憶。ノスタルジーの物語。 とある少年の物語ーーではなく、 とある街の12年間を綴っているという仕組みのせいか、この本を読んでいるとき、 登場人物自体にさほど愛着を持つ事がなかった。 私は、 この作品に登場する人物、街、出来事に対して、 気がつけば自分の記憶のナニカを連想してしまっていた。 そして自分の手持ちの記憶と写真を、より一層愛するようになった。

Posted by ブクログ

2022/01/23

母が大切にしまっていた写真を見返しながら、著者の最初の十二年間住んだオリェーロスを描き出す作品。消えていく町を浮かび上がらせ、人の記憶を残していくような記述はとてもよかった。短編で好きなエピソードも多かった。

Posted by ブクログ

2020/09/25

筆者が過ごした濃密な記憶の中にある情景を「写真」と称し ジグソーのピースを合わせて作り上げたフィクション。筆者の想いは短編集とよばず、訳者が評する様に小説。読みつつ 私も「あれ!これ、知ってる」という感覚に揺れ出す・・地球の反対側の場所で筆者がこの空気を吸っていたんだという感慨は...

筆者が過ごした濃密な記憶の中にある情景を「写真」と称し ジグソーのピースを合わせて作り上げたフィクション。筆者の想いは短編集とよばず、訳者が評する様に小説。読みつつ 私も「あれ!これ、知ってる」という感覚に揺れ出す・・地球の反対側の場所で筆者がこの空気を吸っていたんだという感慨は愉しい。オリェーロスは鉱山の町・・黒と白の2色・・粗暴と過酷。半分以上の章は「○○は野垂れ死んでいた」みたいなエンド。だが少年は生きる知恵を貰った。。ラスト フランコ政権についての語りは子供ながら骨がある・・して父の光が消えゆく

Posted by ブクログ

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