商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2012/08/21 |
JAN | 9784087606492 |
- 書籍
- 文庫
ねじれた直感
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
ミステリかと思って読んだら違った。そんなワケでやや乗り切れず不完全燃焼のまま読了。新薬や新しい治療法を開発するラボの経営者と雇われ研究員をめぐる群像劇。研究に対する姿勢、なぜ研究をするのかという個々人の理由の違い、研究から得たいと思っていることの違い、などなどから、ひとつのチーム...
ミステリかと思って読んだら違った。そんなワケでやや乗り切れず不完全燃焼のまま読了。新薬や新しい治療法を開発するラボの経営者と雇われ研究員をめぐる群像劇。研究に対する姿勢、なぜ研究をするのかという個々人の理由の違い、研究から得たいと思っていることの違い、などなどから、ひとつのチームとして同じ目標に向かって協力してゆくはずの人たちがすれ違い対立し合ってゆく様が淡々とした筆致で描かれています。淡々としながらもひとりひとりの性格の書き込みはとても細く、読み応えがありました。自分のことに他人を介入させた途端にいろんな人や組織の思惑にふり回され、そういうつもりでは無かったのに、じゃあどういうつもりだったのか?と責められるような事態になっていく過程が丁寧に書かれています。終盤のジェイコブとマリオンのレストランでの会話が私としてはこの本のハイライトシーンでした。ヒロインのロビンに共感できれば、もっと感情移入して読めるのかなぁと思います。
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予定調和的なところがなく、非常に高いリアリティをもった群像劇。こういうハリウッド映画的でない文芸小説は、やっぱり時々賞味したくなります。 いや、ダンブラウンみたいのもいいんだけどさ。 トップレベルの研究者たちの葛藤を扱っているという点も興味倍増。 非常におすすめの一品です。
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