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勝手にふるえてろ 文春文庫
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勝手にふるえてろ 文春文庫

綿矢りさ(著者)

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勝手にふるえてろ 文春文庫

737円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2012/08/03
JAN 9784167840013

勝手にふるえてろ

¥737

商品レビュー

3.5

548件のお客様レビュー

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2026/10/06

ずっと筆力がとんでもなくて、共感できるシーンから痛々しくて見ていられないシーンまで一貫して主人公の内面を描ききっており、見事だった。イチとニの人物の立たせ方、会話だけで人となりを表す力、読み手が登場人物に抱く印象の際立たせ方などピカイチで素晴らしかった。一気に読んでしまった。主人...

ずっと筆力がとんでもなくて、共感できるシーンから痛々しくて見ていられないシーンまで一貫して主人公の内面を描ききっており、見事だった。イチとニの人物の立たせ方、会話だけで人となりを表す力、読み手が登場人物に抱く印象の際立たせ方などピカイチで素晴らしかった。一気に読んでしまった。主人公の感じたこと→行動の起こし方→変化→結末までは納得感があったし、不必要な文章が何ひとつなくて、途轍もなかった。 ただ、辛酸なめ子氏による解説が野暮で冷めた点があった。

Posted by ブクログ

2026/10/03

綿矢りささんの『勝手にふるえてろ』を読了。本作には表題作と『仲良くしようか』の2編が収められています。 表題作『勝手にふるえてろ』は、主人公の恋愛感情、妄想、そして現実が入り乱れながら進んでいく物語。中学時代から想い続ける初恋の相手「イチ」を心の中で追い続ける一方、現実では自分...

綿矢りささんの『勝手にふるえてろ』を読了。本作には表題作と『仲良くしようか』の2編が収められています。 表題作『勝手にふるえてろ』は、主人公の恋愛感情、妄想、そして現実が入り乱れながら進んでいく物語。中学時代から想い続ける初恋の相手「イチ」を心の中で追い続ける一方、現実では自分に好意を寄せてくれる「ニ」と付き合い、一緒に暮らし始める。 それでも心の中では、どうしても初恋の人を諦めきれない。同窓会での再会をきっかけに思い切って告白するものの、現実は思うようには進展しない。そこから主人公は、会社や恋人に嘘をつき、妄想の世界へ逃げ込むようになっていく。 「好きな人に愛されたい」という気持ちと、「自分を愛してくれる人を手放したくない」という打算。その二つの間で揺れ動く主人公の心が、とても生々しく、そして繊細に描かれている。 自分の処女は絶対に好きな人に捧げたいという、どこか古風で絶対的な信念を持ちながら、一方では「私はあなたを愛していないけれど、私を好きでいてくれるあなたはキープしておきたい」という身勝手さも持ち合わせている。その矛盾こそが、恋愛における人間の本音なのかもしれない。 結局、主人公は「愛する人」ではなく「愛してくれる人」を選ぶことになる。ただ、それで本当に幸せになれるのか。この先二人がどうなっていくのかは、明確には描かれない。 だからこそ、読み終えたあとにも主人公のその後を想像してしまう。 恋愛における「好き」という感情の不確かさや、人を愛することと愛されることの難しさ。そして、自分の中にある理想と現実のギャップ。 綿矢りささんは、そんな揺れ動く女性の心を、少し可笑しく、それでいてとても細やかに描いている。若さゆえの不器用さや身勝手さも含めて、主人公の心の動きに引き込まれる作品でした。

Posted by ブクログ

2026/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

恋愛関連の内容を理解できないくらいの年齢で読んだけど、 最初の届きますか、届きませんっていうフレーズから印象的で、文章のリズムが良くて好きです。心情の描写が細かくてイメージしやすい

Posted by ブクログ

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