商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 明石書店 |
発売年月日 | 2012/06/29 |
JAN | 9784750336220 |
- 書籍
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モンゴルを知るための65章
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モンゴルを知るための65章
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
図書館で借りた。 エリア・スタディーズシリーズのモンゴル編。『現代モンゴルを知るための~』と合わせて借りてみた。 他の本シリーズの本同様、文字通りモンゴルを深く知るための記述がたくさんある本だ。3部構成となっており、最初の4章でざっとモンゴルの概要を、次に「牧畜生活と思考・言語・...
図書館で借りた。 エリア・スタディーズシリーズのモンゴル編。『現代モンゴルを知るための~』と合わせて借りてみた。 他の本シリーズの本同様、文字通りモンゴルを深く知るための記述がたくさんある本だ。3部構成となっており、最初の4章でざっとモンゴルの概要を、次に「牧畜生活と思考・言語・宗教」について、「起源から現代まで」すなわち歴史的な話で構成されている。 全体的に少しお固めの文章が多い印象を受けた。アカデミックと言うか、論文調と言うか。庶民の生活的な話は少なめだったかな。 ただ、歴史の話は非常に勉強になった。世界史の中でモンゴルというと、北方遊牧民が世界を支配して帝国を築いた…という、どうしても中国人観点で"北方"を冠するものが多いが、モンゴリア自身からの視点は、これまでの本で中々お目にかかれなかったので、新しい発見。なるほど、そう見えるのか、と感じた。星4つ。
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日本人も多く抑留されていた。 文化大革命の時は中国政府の恐怖政治だった。 中国と仲が悪いのもよくわかる。インテリのモンゴルと野蛮な中国人だから仕方がないのだろう。 元寇の時代から日本ともつきあいがある。
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※このレビューにはネタバレを含みます
筆者の歴史観・宗教観など若干気になるところではあるが、知識の豊富さを感じさせられる良書だと言える。特に比較言語関連、アルタイ諸語とモンゴル語、日本語の関連性は非常に興味深いものだ(本書で扱うべき内容かどうかはおいておいて)。 民族、歴史、文化・風俗など本書を読んでモンゴルという一国を理解しようと考えることは無謀なことであるが、道標に近いようなところは得られるかもしれない。 内容的に多岐に渡っており、漠然とした雰囲気を得ることは可能であるが、モンゴルの実際のイメージが浮かんでこない。これらは、現在のモンゴル人の生活・考え方のステレオタイプイメージを生み出そうとすることはせず、内容を一般化して陳腐化しにくくしたデメリットだと言える。 また、筆者の専門に関係があるのか、仏教関連の情報量は多いが、イスラム教に関して触れられていないのは若干の疑問を感じる(事実、イスラム文化は残っていないのか、単に記述されていないのかという意味で)。 本書を読み終えて、新日国家と記述されているモンゴルと今後も有効な関係を築いていきたいと漠然と考えた。
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