語れ！機動戦士ガンダム

社会・文化

• 販売会社／発売会社: ベストセラーズ
• 発売年月日: 2012/05/26
• JAN: 9784584204528

商品レビュー

2014/01/02

「語れ！」とタイトルにあるように、関係者インタビューや識者のコメントを豊富に掲載しながら「ガンダム」という作品を語っていく雑誌である。中心はほとんど一年戦争であることは最初のページに書かれている通り理解した上で読み進める必要があると思うが、多様な視点で書かれた本としてなかなか読み応えがある。

特に印象的な記事は、わざわざ実際の工事外車に計算を依頼した「ジャブロー建設費の試算」である。フィクションを実際の技術の視点で見る、というのはまさに「語る」らしい。軍事アナリストにインタビューをとって一年戦争を分析するのもまた面白い。こういった記事に加え、富野・安彦・大河原という1stガンダムを作った著名な三者と、深いファン代表としての岡田斗司夫インタビューが掲載されているので、ガンダムをメタ的に捉えて考えたい人にとっては貴重な本足りうる。

ただし、「モビルスーツ総選挙」や「ガンダムフロント東京レポ」など、いまいち「語れ！」感の無い特集も一緒に載ってしまっているのが気になってしまう。この辺りをそぎ落として、よりインタビューや本気で考える記事が載っていれば大満足だったと思える。

巻末が富野由悠季インタビューでしっかり読後感がいいだけに惜しい。期待の持てる富野氏の今後のガンダムの展望に期待しつつこの本を閉じよう。

2012/08/24

ガンダムUCを見た後のガンダム熱が高まっているときに衝動で買ってしまった。

宇宙世紀の中でも1stが好きな人のための本ですね。
私の好きなシャア専用ズゴックが人気投票でそれなりに上位だったので満足です。

2012/08/12

ガンダムファンとしてはガンダムのことがかいてあるだけである程度は楽しめるし、冨野氏、安彦氏、大河原氏のガンダム3巨頭のインタビューが読めるのはありがたいが、全体として内容は中途半端。
ムック本なので薄く浅くという編集かもしれないが、結果的にタイトルに反して「語っていない」。