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忘れられない マーガレットC
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2012/05/25 |
JAN | 9784088467818 |
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忘れられない
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忘れられない
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商品レビュー
4.3
44件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
●収録作品●忘れられない/つまさきで踊る/エンドレスマーチ/春の前日/告白物語 表紙が少し大人っぽくて、どきりとしました。 谷川作品が大人になってしまったー!なんて。 『りぼん』スタート読者だもの。 『忘れられない』はタイトル通り、切なめの作品。 毎年母が“1日いなくなる日”がある。 今年はそのまま帰ってはこないので智花は慌てるのだが、父は理由を知っているのか待ちの姿勢。 母は一体何のために出かけ、そして帰ってこないのだろうか? そして、揺らぎだす“元カレ”との関係は? お母さんの話は切なくて、それを受け止めるお父さんが頼もしい。 智花の恋愛はちょっと…うーん…。 主人公が女性になってしまうことの方が圧倒的に多いから仕方ないだろうけれど、女の方がキッパリ!できるお話が多いので、たまには男性からキッパリ!も読んでみたいかも?? 『つまさき~』は恋愛ものだけれど、ほっこりめ。 オンナノコらしい女の子キャラにきゅんとしたぞ。 『エンドレスマーチ』はさすが谷川さんというか、おじいちゃんのキャラが素敵過ぎる…。 家族での集まって話をしている光景の描き方も場面的にしんみりしてしまうのではなくほのぼのにぎやかに描くところもほっとする。 アンティーク雑貨屋さん、あんなお店、行ってみたいなぁ。 『春の~』は短い短いお話。 山田くん…罪な男…。 あんなこと言われたら…! そして、毎回本当に楽しみな、ある意味メイン?くらいの安定ある『告白物語』…。 そして、巻末のカバーにある一言コメント…。 いつかエッセイで1冊描いて欲しい…! 作品の幅が拡がっているので可能性があるかも?
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※このレビューにはネタバレを含みます
『ドラマチック』で『アンハッピー』で『ヒロインの胸が大きく』なったらしい(巻末編集談)な作品集。 ヒロインが『親友』というきれいごとを吐いて、不倫に踏み込んじゃう昔の谷川読者がぎゃあぎゃあクレームつけそうな表題作。 あくまでフィクションとしてとらえると、やりきれないもどかしさが何とも切ない。 やさしくできなかった主人公の自業自得と切って捨ててしまったら物語は成り立たない。 振り向いてはいけないと思いつつ振り向いてしまう弱さや、なのに、母の昔の恋に複雑な気持ちを持つ狭量さ、誰でも持ってそうな幼稚さだと思う。 むしろ、主人公の父上の大人ぶりが凄い。 難を言えばラストシーンのペンタッチはいつもの細い線のほうが淡い感じでよかったんじゃないかと思う。 幼い恋といえば、ラストの短編。これも遅い自覚で谷川さんのお得意パターンだが、花の名前を男の子って知らないんだ、というエピソードが無性にきゅんきゅんする。さすがりぼん出身。 コミュニケーション能力が残念なイケメン編集と本屋のバイト少女の恋。 主人公の生きにくさはわかるわかると思う人も多いと思う。 谷川さんが主人公のそれを脳の障害として書いているのかどうかは微妙な線だが、わかってもらえない、とあきらめずに踏み出して走っていくというのはやはり成長っぽいから、そうではないのか。 結構あっさりハッピーエンドだった。 ブリキ人形とおじいちゃんの話の主人公も、やはりコミュ症気味。 おじいちゃんが彼女に残していったのは果たして彼女の言った通りなのかどうなのかは疑問。 私はおじいちゃんが彼女からとってしまったと思ったもののことを『アレ』と言ったのだと思う。 これは普通にじわっと来ました。谷川さんの家族ものはいいなぁ。
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