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図説 オランダの歴史 ふくろうの本
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2012/04/19 |
JAN | 9784309761879 |
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図説 オランダの歴史
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図説 オランダの歴史
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
ハプスブルク家と絡む絡む箇所だけ拾い読みするつもりで借り出したけど結構面白くて読んじゃった〜。極東の現代日本人としては、このくらいオランダについて知ってたら十分ではなかろうか。現代史までバッチリ。少なくても、不真面目なアムステルダムの高校生くらいには負けないと思うw。 衝撃的だ...
ハプスブルク家と絡む絡む箇所だけ拾い読みするつもりで借り出したけど結構面白くて読んじゃった〜。極東の現代日本人としては、このくらいオランダについて知ってたら十分ではなかろうか。現代史までバッチリ。少なくても、不真面目なアムステルダムの高校生くらいには負けないと思うw。 衝撃的だったのは「名誉革命」。無血が自慢、みたいに習った記憶があるが、そりゃイギリス側の話。オランダ人はガッツリ被害を被っているし、オランイェ家がイギリス国王になってもオランダの平和と国益へ貢献することはなく、むしろイギリスにいいとこ取りされて衰退していった感が哀しい。 改訂版が出てます。 37ページ。 本文には「(カール5世の)叔母マルハレータ…妹のマリー」、図の説明文には「(フェリペ2世の)異母姉マルハレータ」とあるので、ネーデルラント総督をググってみた。 マルグリット・ドートリッシュ(フェリペ美公の実妹)→マリー・ドートリッシュ(ヨラシュ2世妃)→サヴォイア公エマヌエーレ・フィリベルト(当代はイケメンw)→パルマ公妃マルガリータ(カール5世の庶子)。 つーことは何、マクシミリアン1世→カール5世→フェリペ2世と3代続きの皇帝の陰で、女性陣がオランダ治世を負うていた訳ねー。
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図説シリーズは、今まで縁遠かった国を知るには素晴らしい入門書。 解説図や歴史的資料・絵画資料などがふんだんに盛り込まれているため、印象づきやすいのが特徴。 オランダの歴史概要はあるていど理解できるつくりになっているのがよかった。 オランダもゲルマン系のバダーフ人の国である。 ...
図説シリーズは、今まで縁遠かった国を知るには素晴らしい入門書。 解説図や歴史的資料・絵画資料などがふんだんに盛り込まれているため、印象づきやすいのが特徴。 オランダの歴史概要はあるていど理解できるつくりになっているのがよかった。 オランダもゲルマン系のバダーフ人の国である。 ローマ帝国滅亡後は、スペイン・フランス・イギリスなど、小国ながら大国と闘い続けて自主独立を保たっという壮絶な歴史でもある。 オランダのヨーロッパにおける特殊性は、いくつかあるのだが、私が驚いたのが以下の三点である。 1.国土を自ら作り上げた国 2.近代金融市場の出発地 3.出版・ジャーナリズムの発達 1.国土を自ら作り上げた国 国土の23%が、国民自らが干拓した土地であるため、オランダ人の気風の中に、「国土は自らつくりあげるもの」といった精神が根付いており、それが市民一丸となって大国から自主独立を維持するといった気概に繋がった。 2.近代金融市場の出発地 オランダといえば、チューリップバブルを生み出した国として有名であるが、その他にも様々な投資が発達していた。 海運業や絵画がそれであった。 特に絵画であれば、レンブラント・フェルメール等さまざまな名画が描かれた背景には、絵画に於ける積極的な投資があったという。 宗教改革の余波をダイレクトに受けたおかげで、宗教画の影が薄く様々な階層の日常を描いた絵画が発展したおかげで、幅広いテーマを扱うことで絵画の可能性を広げる事につながったのも原因らしい。 3.出版・ジャーナリズムの発達 17世紀は出版業が興隆した時期でもあった。 デカルト「方法序説」、ガリレオ「新科学対論」、ホッブス「市民論」、ルソー「社会契約論」など、当時ヨーロッパの国々では出版が難しかった著作が、オランダでは出版できたという点。 また、ヨーロッパの中で報道の価値に気づいたのもオランダが最も早く、17世紀には新聞が週刊で発行されていた。 西ヨーロッパ諸国やロシアはオランダで発行される新聞を国際情報減として活用していたようだ。 また、日本との関係では、江戸時代唯一の西洋の貿易国であったオランダではあったが、太平洋戦争時にアメリカよりも早く宣戦布告したのがオランダだったという記述も興味深かった。 真珠湾攻撃から四時間後にオランダから宣戦布告されたらしい。 恐るべしオランダ。。。。 記述以外にも、図解資料が良質なので、オランダに旅行に行く方はガイドブックと供にこの本を旅行バックに入れる事をオススメします。
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