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我が足を信じて 極寒のシベリアを脱出、故国に生還した男の物語
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文芸社 |
発売年月日 | 2012/05/01 |
JAN | 9784286112671 |
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我が足を信じて
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
ソ連の収容所を一人脱出し西欧世界に生還した男の記録。 さまざまな極限状況のノンフィクションを読んできたが これもまたすごい。 盗賊と行動をともにしたり、原住民と生活をともにしたりとさまざまな出会いがある。 そしてソ連の全体主義の考えが広大な土地を覆っていたことがわかる。 いやー...
ソ連の収容所を一人脱出し西欧世界に生還した男の記録。 さまざまな極限状況のノンフィクションを読んできたが これもまたすごい。 盗賊と行動をともにしたり、原住民と生活をともにしたりとさまざまな出会いがある。 そしてソ連の全体主義の考えが広大な土地を覆っていたことがわかる。 いやーすごい話だった。 ぜひ一読を。
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前の「脱出記」は、小グループで、かつ人を可能な限り避けての逃避行だったが、こちらはシベリアの人々と多少なりとも関わりながらの脱出記。一人旅は、一人では完結できないものなのかも。
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第二次大戦でソ連の捕虜になったドイツ兵が、シベリア重労働25年の刑を宣せられ、ベーリング海峡近くの鉱山へ送られた。そのあたりの経緯から本書は始まるが、そこからの脱走が本文である。なにしろ、シベリアをほぼ歩いて縦断し、3年がかりでイランへ国境越えするのだ。酷寒、ソ連兵や役人に身がば...
第二次大戦でソ連の捕虜になったドイツ兵が、シベリア重労働25年の刑を宣せられ、ベーリング海峡近くの鉱山へ送られた。そのあたりの経緯から本書は始まるが、そこからの脱走が本文である。なにしろ、シベリアをほぼ歩いて縦断し、3年がかりでイランへ国境越えするのだ。酷寒、ソ連兵や役人に身がばれる恐怖との戦い、シベリア現地民族との交流、同じく脱走犯の悪漢との同行、九死に一生の事件、犬の道連れ、など生還が本当に奇跡の脱走逃亡記である。イランで親族と面会したものの、変わり果てた容貌は最後まで信じなかったほどだ。本書は、その無事に帰国できた主人公から、作者がインタビューして聞きだしたまとめてできた。笑いや楽しさはないが、人間の生命力というか可能性の凄さを思い知らされる本である。
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