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大陸へ アメリカと中国の現在を日本語で書く
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2012/04/20 |
JAN | 9784000237987 |
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商品レビュー
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アメリカで生まれ、少年時代を台湾・香港で過ごし、日米往還を繰り返した後、日本で作家として活躍する著者が、アメリカと中国について描いた一冊。 全編を通してのキーワードは「黒」。アメリカ編の黒は黒人を指し、中国編の黒は炭鉱や農業で肌を黒くした黄色人や、黒ずんだ家並みを指す。経緯は違え...
アメリカで生まれ、少年時代を台湾・香港で過ごし、日米往還を繰り返した後、日本で作家として活躍する著者が、アメリカと中国について描いた一冊。 全編を通してのキーワードは「黒」。アメリカ編の黒は黒人を指し、中国編の黒は炭鉱や農業で肌を黒くした黄色人や、黒ずんだ家並みを指す。経緯は違えど、共通するのは差別と格差。 オバマ大統領の就任式で始まる序章から、徐々に内容は濃く、重く、「黒」を意識せざるを得ない流れになってゆく。圧倒的なマジョリティでありながら、黒いままであり続ける農民たちのもとへ「人民の生活が見たい」と、河南まで入っていく最終章には圧倒される。 著者自身も現状を打破する策を持っているわけではないと思う。でも、彼らの横に立っていたいという意識はひしひしと伝わってくる。
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エッセイのような、文学のような、まぁ随筆。オバマの熱狂と中国農村部。 中国農村部の話がやっぱり重い。あなたたちと似た光景もあります。100年前の、南北戦争の、そんな頃にはって。彼らにも豊かになる権利はあるのか、それを僕らは受け入れられるのか、など、など。
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