1,800円以上の注文で送料無料

兄よ、蒼き海に眠れ
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

兄よ、蒼き海に眠れ

佐江衆一【著】

追加する に追加する

兄よ、蒼き海に眠れ

1,870

獲得ポイント17P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2012/03/30
JAN 9784103090182

兄よ、蒼き海に眠れ

¥1,870

商品レビュー

3

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2022/08/15

壮絶な兄弟の戦争体験。兄は回天の搭乗隊員、弟は学童疎開。兄は海軍でシゴキにあい、死を当たり前に考えるようになる。それでも22歳の若さで死にたくない!と本音が垣間見えるシーンが辛すぎる。弟は学童疎開でひもじく霜焼けを悪化させ、また上級生からのいじめにあう。両親妹は大空襲で亡くなって...

壮絶な兄弟の戦争体験。兄は回天の搭乗隊員、弟は学童疎開。兄は海軍でシゴキにあい、死を当たり前に考えるようになる。それでも22歳の若さで死にたくない!と本音が垣間見えるシーンが辛すぎる。弟は学童疎開でひもじく霜焼けを悪化させ、また上級生からのいじめにあう。両親妹は大空襲で亡くなってしまう。戦争の悲惨さをこれでもか、と味わえる作品。回天という狂った兵器に乗れる異常さ。回天のことを読むのは2冊目になる、もっと知りたい。

Posted by ブクログ

2019/06/18

浅草の質屋の息子昭二は、学童疎開で東北白石で集団生活を送り、兄善一郎は海軍の特攻兵として回天に乗船する訓練をしていた。 ある兄弟の戦争の物語。 戦争の小説は、毎回辛く悲しい気持ちになります。 親元を離れ、疎開先での生活は、子供にとってそれは寂しく辛いものだったでしょう。 親元...

浅草の質屋の息子昭二は、学童疎開で東北白石で集団生活を送り、兄善一郎は海軍の特攻兵として回天に乗船する訓練をしていた。 ある兄弟の戦争の物語。 戦争の小説は、毎回辛く悲しい気持ちになります。 親元を離れ、疎開先での生活は、子供にとってそれは寂しく辛いものだったでしょう。 親元や戦地の兄からの手紙が心の支えというのは胸に染みます。 人間魚雷回天という凄まじい兵器については、過去に読んだ『出口のない海』で知っていましたが、今回はその悲惨さはあまり感じることなく、ただ最後に善一郎が選んだと思われる道に苦しくなりました。 戦争は、二度と起こしてはいけない過ち。 平和な世の中であることを望みます。

Posted by ブクログ

2017/04/14

戦時下の話ですが、その悲惨さにやるせない気持ちになってきますね。 米軍の空襲を避けるために、家族離れ離れになり、それぞれが過酷な暮らしを要求される。 一般市民を皆殺しにするような綿密な計画のもとに行われた東京大空襲。 その焼け野原で、絶望に打ちのめされる人々。 死ぬことを前...

戦時下の話ですが、その悲惨さにやるせない気持ちになってきますね。 米軍の空襲を避けるために、家族離れ離れになり、それぞれが過酷な暮らしを要求される。 一般市民を皆殺しにするような綿密な計画のもとに行われた東京大空襲。 その焼け野原で、絶望に打ちのめされる人々。 死ぬことを前提に、敵に一矢報いるためだけに訓練する特攻隊員。 本で読んでいるだけで辛いのですから、実際に体験した方の苦労や思いというものは、想像を絶するものでしょうね。 決して、読んでいて楽しい本ではありませんが、こういう本を通して戦争は絶対起こしてはいけないものであると学ぶことは重要なことなんだろうと思わされました。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品