商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2012/03/23 |
JAN | 9784163750309 |
- 書籍
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無菌病棟より愛をこめて
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無菌病棟より愛をこめて
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商品レビュー
4.2
96件のお客様レビュー
著者は職業柄、面白おかしく書き留めているが、所々、やはりしんどかったものと思われるところがあり、大変な治療だということがしみじみわかった。 日記風に闘病記録が面白い比喩を散りばめながら綴られている
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小説家加納朋子氏の白血病闘病記。 2010年6月に診断され、半年近くの入院生活を綴った日記。 抗癌剤治療や骨髄移植を受けたのだが、その日々の苦しさや様々な葛藤、その中で見つけた小さな喜び、家族や友達の優しさが書かれている。 ご本人の日記とともに、骨髄移植ドナーとなった弟さんの日記...
小説家加納朋子氏の白血病闘病記。 2010年6月に診断され、半年近くの入院生活を綴った日記。 抗癌剤治療や骨髄移植を受けたのだが、その日々の苦しさや様々な葛藤、その中で見つけた小さな喜び、家族や友達の優しさが書かれている。 ご本人の日記とともに、骨髄移植ドナーとなった弟さんの日記も掲載されている。 最初は"具合悪い"から始まる。著者の場合は貧血という症状がかなり出ていて、かかりつけ医で鉄剤を点滴してもらったりしてもなかなか治らない。 そのうち、血液検査で異常な数値が発見され、大学病院で白血病の診断がされる。 私はここまでの大病の経験は無いけれど、ある日突然"死ぬかもしれない"病気を告知されたショックたるや、本人もご家族も計り知れないでしょう。 それでも著者は主婦であり母親なので、具合悪い中スーパーで食材を買い込んだり、入院に必要なものをリストアップして調達する。 このあたりは同じ主婦の立場の方は共感出来るところではないかと思います。 入院生活では、抗癌剤の副作用の苦しさはもちろん、点滴の管や機械と行動を共にする不便さなど、本当に細かいところまで書かれていました。 また、日記という本人視点の文書からでも、家族の動揺や心配、状態が良くなって来た時のホッとした気持ちなどが伝わってきました。 プライベートな部分だからだろうけど、日記にはお子さんのことはほとんど書かれていませんでした。でも、少ない記述の中から、お子さんに対する愛情やお子さん自身の不安も伝わってきました。 しかし、著者は動けるときは体操をしたり、よかった探しをしたりして、とても前向きでした。もちろん落ち込んだ時期もあったけど、見習いたいものです。だからこそ、ご家族の側も支えられたのかもしれません。 何度かの抗癌剤治療、そして骨髄移植を経て退院します。その後に東日本大震災。物流が滞った影響が退院後調子の良くなかった著者にも影響しました。 今もお元気で作家活動をされていることにホッとしたのと、白血病を患った年齢が、私の親友が高校生の子供を残して逝った年齢と同じだということに胸がキュッとしました。 これからも素敵な作品を沢山書けますように。
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まさかノンフィクションだとは思わずに手に取った。 このポジティブシンキングは見習いたい。 夫が貫井徳郎というのにも驚いた。 読んでいる間は私まで重症患者になっているような不思議な数日間だった。
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