商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2012/03/24 |
JAN | 9784043944903 |
- 書籍
- 文庫
地獄の門
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地獄の門
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商品レビュー
3
8件のお客様レビュー
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殺人事件で殺され、地獄に落ちた男が転生して真犯人を追う傍ら、現世でその恋人も犯人を追うという二重構造のミステリ。地獄の設定やシステムは非常に秀逸でスラップスティック。地獄編の描写は非常に面白かった。現世での女刑事である愛も著者特有の狂気に満ちており、その心理描写は上手い。ただ、地獄編の主人公である良太が一貫して現世に残してきた恋人の名前を出さなかったことと、愛の父親が婿入りという時点で、作品の大掛かりな仕掛けが粗方読めてしまったのは残念極まりない。理不尽を得意とする著者だからこそ、消去法で最も理不尽な可能性を考えたら容易く行き着いてしまう。ホラー寄りのせいか、ラストの悪魔の一人語りも理不尽を通り越して滑稽で、やや理屈に合わない感じもする。この辺りはまだミステリのロジックとホラーと著者のテーマである理不尽さが噛み合っていない所かもしれない。ネタは面白く、統合性も取れてはいるが、当初想像していた二重に追うミステリよりも、やや尻すぼみに終わってしまった。
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セリフや文体が軽く、ラノベっぽい印象だった。長音(ー)多すぎ。そういうキャラだからか……? 悪魔の仕立て方や主人公の扱い、最後のどんでん返しがうまかったと思う。 読み終わった後に面白さがわかる。
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途中からわかってくるけどそれでも勢いがあって最後まで楽しく読めました。 まぁほんと、悪魔だなぁって思います。 理不尽だけど妙に納得しちゃうシステムに感心したり。分かりやすさもよかったです。
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