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あした咲く蕾 文春文庫
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あした咲く蕾 文春文庫

朱川湊人【著】

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あした咲く蕾 文春文庫

660

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2012/03/09
JAN 9784167712051

あした咲く蕾

¥660

商品レビュー

3.9

25件のお客様レビュー

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2020/07/02

変わらないものを描く作家さんだと思う。 揺るがないものはあるんだよって教えてくれる作家さんだと思う。 過ぎてしまった時代の中で流れゆく日々の中で。 「想い」だけは永遠のものだから。

Posted by ブクログ

2018/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

異論があること大前提、あくまで俺の好みとしてなんだけど、朱川作品にホラーは求めていない。 夕暮れ時の赤い空、地面には曼殊沙華、泣きながら空を飛ぶカラス、日暮れまで15分とない時間なのに家に帰る道を忘れ迷子…サーカスの子飼いにさらわれそうな不安感 この程度の怖さがあれば、朱川ワールドは十分に広がってくれるはず。ほんまにTみたいな展開や、誘拐犯がででくる必要はないのだ。 この作品集は、ホラー感を極力排して、ノスタルジーとファンタジー感をしっかり味合わせてくれるのがよい。「夕暮れ時は寂しそう、とっても一人じゃいられない」こそが朱川小説の真骨頂だと、俺は勝手に思っている。

Posted by ブクログ

2017/03/19

どんなに幸せの絶頂にいても、先のことはわからないものだ。 一瞬で奪われてしまう人の命とは、なんて儚いものなんだろう。 それでも、幸せな記憶はずっと心に残っていく。 会ったことがない父親に、公園で会ったとうれしそうに話す娘。 自分もその場所にいたはずなのに、何も覚えていないことが切...

どんなに幸せの絶頂にいても、先のことはわからないものだ。 一瞬で奪われてしまう人の命とは、なんて儚いものなんだろう。 それでも、幸せな記憶はずっと心に残っていく。 会ったことがない父親に、公園で会ったとうれしそうに話す娘。 自分もその場所にいたはずなのに、何も覚えていないことが切なくて哀しくて涙ぐむ母親。 この世の常識でははかれないことだってある。 こんな奇跡ならあってもいいじゃないか、と信じたくなってくる。 幸せに過ごした時間は戻らないけれど、大切に思える人がいた…その思いはきっと消えることはない。 ちょっと不思議な、だけどとてもあたたかで切ない物語。 おだやかな物語は、いつだって心を優しい気持ちで満たしてくれる。

Posted by ブクログ

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