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火の鳥(文庫版)(11) 手塚治虫文庫全集
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火の鳥(文庫版)(11) 手塚治虫文庫全集

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火の鳥(文庫版)(11) 手塚治虫文庫全集

935円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/03/09
JAN 9784063738650

火の鳥(文庫版)(11)

¥935

商品レビュー

4.7

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みんなの感想まとめ
  • 歴史信仰対立物語
  • 宗教的価値探求
  • 古代日本仏教対決
  • 時代超えた争い
  • 政教分離の重要性
  • 太陽編後編の深淵
  • 異形編との交錯
  • 緊張感漂う展開
  • 信仰の正当性考察
  • 読者を引き込む思索

テーマは、宗教や信仰が人間によって作られたものであること、その正当性と対立についての深い考察です。太陽編の後編として、古代日本の宗教と中国から伝来した仏教の対立を描きつつ、未来における光と陰の戦いも同時に展開されます。歴史の中に独自の解釈を織り交ぜ、単なる歴史好きには描けない奥深い作品となっています。大海人皇子と大友皇子の争いを通じて、時代を超えたテーマが浮かび上がり、「政教分離」の重要性についても新たな理解を促されます。異形編との交錯も見事で、読者を引き込む緊張感が漂います。全体を通じて、歴史と信仰の複雑な関係に思索を深める機会を提供してくれます。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/09/17

『火の鳥 太陽編』読了。 まず、大化の改新〜壬申の乱にかけての古代日本と、21世紀の未来社会を交互に描く構成がとにかくすごかった。最初は別々の物語に見えるのに、読み進めるにつれて「宗教と権力」という同じ構造を、1000年以上離れた二つの時代が繰り返していることが分かってくる。 ...

『火の鳥 太陽編』読了。 まず、大化の改新〜壬申の乱にかけての古代日本と、21世紀の未来社会を交互に描く構成がとにかくすごかった。最初は別々の物語に見えるのに、読み進めるにつれて「宗教と権力」という同じ構造を、1000年以上離れた二つの時代が繰り返していることが分かってくる。 特に印象に残ったのは、宗教そのものというより、宗教が政治権力と結びついたときに発揮する恐ろしさ。未来では「光」の宗教が絶対的な権力を持ち、異端であるシャドーを弾圧する。しかしシャドーが光を転覆させたとしても、それで終わるわけではなく、結局また新しい宗教や新しい正しさが作られていく。 古代でも、仏教の渡来によってそれまでの土地の神々や信仰が揺らぎ、狗族が追いやられていく。どちらか一方が正しいという話ではなく、人間が「これこそ絶対に正しい」と信じたものを権力と結びつけ、別のものを排除してしまう。その構造が時代を超えて繰り返されるのが怖い。 犬上がとても良かった。霊界や狗族とつながっている幻想的な人物でありながら、現実の大友皇子と大海人皇子の政治闘争や壬申の乱から逃れられるわけではなく、ちゃんと現実世界の中で戦っている。その「神話的な世界」と「生々しい歴史」が同時進行する感じが、この作品の魅力だった。 犬上とおばばの関係も特に好きだった。異形の姿になった犬上を、おばばが当たり前のように受け入れて育てていく。大きな宗教や国家の争いを描いている作品なのに、こういう一対一の素朴な愛情が物語の中心に残っているのが泣ける。 大友皇子と大海人皇子の戦いも、ファンタジーの背景として処理せず、壬申の乱としてちゃんと描いているのが面白かった。実際の歴史を下敷きにしながら、狗族や仏族、霊界といった手塚独自の世界を重ねている。 そして最後、古代と未来の物語そのものが溶け合っていき、犬上とマリモが狗族の姿になっていく展開がすごかった。「実は同一人物だった」という単純な仕掛けではなく、時代が違っても同じような苦しみや愛情、信仰と迫害が繰り返されるという作品全体の構造が、最後に一つになる感じがした。 手塚治虫特有のギャグやメタ要素もかなり好きだった。深刻な宗教戦争や虐殺を描いている途中で突然すっとぼけた会話が入ったり、「日本語では霧という、デ・パルマ語ではフォッグという」みたいな時代を完全に無視した現代ネタが出てきたりする。特に通訳のキャラクターが最後までずっとすっとぼけているのがよかった。これだけ重い作品なのに、完全に重苦しくならない。 「太陽編」というタイトルも読み終わってから効いてくる。最後の方で太陽を信仰する村が登場し、その場所が実は火の鳥の生息地でもあった。古代の太陽信仰、未来の「光」の宗教、そして生命そのものの象徴のような火の鳥が、「太陽」という言葉の中で重なっていく。 人間は時代が変わっても、信仰を作り、絶対化し、権力と結びつけ、争い、また別の信仰を作る。その巨大な循環を描きながら、最後には犬上とマリモのような個人的な愛情の物語へ戻ってくる。 構成そのものがあまりにも見事な作品だった。

Posted by ブクログ

2013/07/26

太陽編の後編を収録。 仏教伝来以前にあった日本の宗教と、中国から伝来した仏教の戦い。そして未来における光と陰の戦い。これらを同時並行で描ききっている。 歴史の中に自分なりの解釈を入れて、話を組み立てている。単なる歴史好きには描けないすごい作品。

Posted by ブクログ

2013/07/14

(10巻と同じレビュー) 10巻と11巻は繋がった話になっていた。 大海人皇子と大友皇子が争った時代とその1000年後を繋いだ、一言で言えば大河コミックといった印象。 2つの時代を交互に描きながら、「宗教とそれを利用したがる政治の問題」をあぶりだしている。 「政教分離」がなぜ必要...

(10巻と同じレビュー) 10巻と11巻は繋がった話になっていた。 大海人皇子と大友皇子が争った時代とその1000年後を繋いだ、一言で言えば大河コミックといった印象。 2つの時代を交互に描きながら、「宗教とそれを利用したがる政治の問題」をあぶりだしている。 「政教分離」がなぜ必要なのかについて、初めて自分なりに理解することができたような気がする。

Posted by ブクログ

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