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閉じこもるインターネット グーグル・パーソナライズ・民主主義-The Filter Bubble What the Internet Is Hiding from You
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2012/02/24 |
| JAN | 9784152092762 |
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閉じこもるインターネット
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閉じこもるインターネット
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商品レビュー
3.9
61件のお客様レビュー
15年前に書かれた本とは思えないくらい、現代のインターネット環境における問題点を提示している。 人工知能が台頭し、私たちは個人的な悩みを打ちあけ、業務の効率化、情報の整理を依頼し、よりパーソナライズされた経験を望んでいる。Xのタイムライン、Instagramの投稿も、自分の興味関...
15年前に書かれた本とは思えないくらい、現代のインターネット環境における問題点を提示している。 人工知能が台頭し、私たちは個人的な悩みを打ちあけ、業務の効率化、情報の整理を依頼し、よりパーソナライズされた経験を望んでいる。Xのタイムライン、Instagramの投稿も、自分の興味関心に合わせてパーソナライズされたものか、つい目を向けてしまう過激で極端な話題が提示される。イスラエル、中東情勢、ロシアウクライナをはじめとする混沌とした世界情勢、環境問題、人権問題、社会福祉、日本における人口減少と超高齢社会など、必ずしも喜ばしくないニュースについて、XやYouTubeといったフィルターバブルの傾向が顕著にあらわれているSNSしか利用しない人間(例えば、ティーンエイジャーやZ世代)は、いつ触れるのだろう?問題意識を自然と持つことはできるのだろうか。 開かれたインターネットというものは幻想なのかもしれない。情報は自分から摂取しにいくよりも、ひたすら垂れ流されたものを受け取る形態が一般的になった。どういったアナゴリズムで自分にその情報が表示されているのか、必ずしも透明な状況ではない。自分と自分の隣人に表示されている情報が、どういった理由で異なっているのかを、どのようにして知ることができるのだろうか。 テレビや新聞がインターネットよりも必ず優れた媒体とは言えないだろう。ただ、どういった経緯でその情報が取り上げられているのかという点においては、インターネットよりも透明性が高い。パーソナライズされた情報というのは心地よく、便利である(ブクログのおすすめ機能などを含めて)。しかし、私たちは心地よさだけでインターネット環境を享受するだけではいけない。フィルターバブルから抜け出し、視野を広げ、過度にパーソナライズされた環境から脱却すべきではないのか。 まずは個人でできることをやってみようと思う。しかし、時代が逆に戻ることはない。パーソナライズ化は進み、SNSを筆頭に、情報は細分化されていくだろう。より開かれたインターネット環境のために、何が出来るのか、考えなければならない。15年前から、問題は解決していない。この先の15年で解決できるような問題にも思えない。ゾッとするような本であった。
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2024年8月28日、メルカリでファスト&スローとまとめ出品した中に同じ著者の「フィルターバブル」があったがブクログに登録がないためこちらを登録。
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皆様ご存知だと思いますが、随分前からGoogleの検索結果はひとによって表示されるリンクや順位が違っています。Googleアカウントでログインした状態でのサイトの閲覧履歴や、IPアドレスや基地局からわかる端末の地域情報により、結果が大幅に変わっています。FacebookやTwit...
皆様ご存知だと思いますが、随分前からGoogleの検索結果はひとによって表示されるリンクや順位が違っています。Googleアカウントでログインした状態でのサイトの閲覧履歴や、IPアドレスや基地局からわかる端末の地域情報により、結果が大幅に変わっています。FacebookやTwitterのタイムラインは「いいね!」とつけたユーザの投稿が優先的に表示されます。インターネットは気がつかないところでひそかにパーソナライズされているのです。これが本書でふれられている「フィルターバブル」。ちなみにこの本の原題はずばり“The Filter Bybble”。なぜ変な邦題にしたのか、早川書房のあいかわらずのセンスのなさが光ります。そんなところも好きッ! SNS上で右と左、ファミニストとミソジニスト、ヴィーガンとアンチがしょっちゅう喧嘩しているように見えるのも、パーソナライズ化によって自分の趣味嗜好や考え方とおなじものばかりが集まってくるため「自分の意見が多数派である」と思い込んで発言が先鋭化するため、という見方もあります。自由でオープンな場であり得たはずのインターネットが「フィルターバブル」によって、手斧が飛び交う修羅の国であるならまだマシ、単なる分断化を促進するだけのシステムになると目も当てられない。 前に読んだ「テクニウム」も言及されており、「テクノロジーの問題はテクノロジーで解決できる」というその主義主張を単なる「技術原理主義だ」とばっさり切り捨て、本書は「やっぱり技術者や企業、国がちゃんとやらなきゃダメなんちゃうの」という結論。その是非は読んだ人それぞれが考えてください。この手の話はドストエフスキーの「地下室の手記」あたりから変わらない「肥大化する自意識vs社会や技術の進化」の話なので、19世紀の時点でそこを言語化したドストエフスキーはやっぱり神だな、とあらためて思いました。
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