商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2012/02/23 |
JAN | 9784309727929 |
- 書籍
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女中がいた昭和
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女中がいた昭和
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商品レビュー
4.5
9件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
女中に出された先で 大変な目に遭っていた女性が 本当にいたとわかった。 鍵もかからない部屋で寝起きし 主人に忍び込まれて子供ができて 雇い止めで追い返されるとか、びっくり! 昔はうちにもお手伝いさんがいたようだけど、母や祖母とも仲良くて、 ウチからお嫁さんに行ったみたいだし、 里帰りと称して遊びにもきてたので 本当に驚いた。 色んなお家があったんだろうな。
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昔の本に頻出するがうまくイメージできなかった「女中」という存在。本書はその女中と呼ばれた人達について、日々の仕事内容から住環境や賃金、時代の移り変わりによる社会的立場の変遷等々、様々な角度から解説を試みている。まだまだぼんやりではあるが、読み終える頃には「女中」という存在がある程...
昔の本に頻出するがうまくイメージできなかった「女中」という存在。本書はその女中と呼ばれた人達について、日々の仕事内容から住環境や賃金、時代の移り変わりによる社会的立場の変遷等々、様々な角度から解説を試みている。まだまだぼんやりではあるが、読み終える頃には「女中」という存在がある程度の形を持って見えてきたような。しかし日本人の女中の話でも十二分過酷に感じられたのに、最後の朝鮮人家事労働者についての記述の陰惨さよ…これをテーマとして一冊本ができそうな密度である。
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物語の中でしか知らなかった女中についてよく知ることができた。今のハウスキーパーとかお手伝いさんとかとは全然まったく違うものなんだというのと朝ドラとかにたまに出てくる女中はやはり相当に美化しているのだなと思った。 長時間労働がとにかく過ぎるし、男からのセクハラ(というより強姦)の被...
物語の中でしか知らなかった女中についてよく知ることができた。今のハウスキーパーとかお手伝いさんとかとは全然まったく違うものなんだというのと朝ドラとかにたまに出てくる女中はやはり相当に美化しているのだなと思った。 長時間労働がとにかく過ぎるし、男からのセクハラ(というより強姦)の被害もひどすぎるし、無くなってよかったじゃんとは少し思った。この本に出てくる元女中の女性たちは良い思い出がある人だけでそうじゃ無い人はみんな断られたと書いてあり、どれだけ時間がたっても絶対に語りたく無いほど悲惨でつらい体験だったんだなと思うと胸が痛くなる。 女中の心得とかはびっくりするくらい雇用側に都合が良過ぎることを要求してくるし、女中労働の過酷さってすごいなと思いました。女中もひどいけどその女中を監督する妻もまた搾取される側という二重で地獄な構造。 しかし家事の高度化の話、道具が色々入ってきたことで重労働になっていくのは皮肉だな…。
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