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プロ野球 最強の監督 戦略のナゾを解き明かす 中公新書ラクレ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2012/02/10 |
JAN | 9784121504104 |
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プロ野球 最強の監督
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プロ野球 最強の監督
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商品レビュー
2.7
3件のお客様レビュー
歴代プロ野球の監督について、数字の分析をもとに解き明かす一冊。 その分析にはある程度納得させられる反面、どの名称にも言える先行逃げ切り型について数字で裏付けしてる感がなきにしもあらず。
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「プロ野球最強の監督」 登場する監督は星野、ボビー、落合、ヒルマン、原、川上、古葉、広岡、長嶋の計9人の勝ってきた面々。彼らの戦略を著者・小野氏が豊富なデータ分析とエピソードで明らかにする。 まずこの本をお勧めしたい人は「野球は好きだけど、どっちかというと選手のプレーよりも監...
「プロ野球最強の監督」 登場する監督は星野、ボビー、落合、ヒルマン、原、川上、古葉、広岡、長嶋の計9人の勝ってきた面々。彼らの戦略を著者・小野氏が豊富なデータ分析とエピソードで明らかにする。 まずこの本をお勧めしたい人は「野球は好きだけど、どっちかというと選手のプレーよりも監督の采配に興味がある人」です。勿論、スポーツをデータで理解することが好きな人にもお勧めです。 この「プロ野球最強の監督」の一番手として登場するのは闘将・星野(現楽天)監督です。エピソードとデータ分析を以って中日時代と阪神時代の星野監督の勝ち方を分析しています。 例えば、星野監督が長く監督を続けることが出来る理由として、小野氏は「優勝も見込めるが、優勝出来なくてもAクラス、そしてチームからタイトルホルダーを出せたから」という意見を述べています。この意見を補足する形で1987年からの星野監督の戦歴とタイトルのデータ、チームのイニング別の得点、不動の打線を築いた理由や星野監督の監督理論etcが登場しています。 しかし、個人的にちょっと気になったことが一つ。それはタイトルホルダーが出るということが監督の手腕に繋がるのだろうかということです。勿論、星野監督は基本的に今も変わらず信頼した選手を起用し続ける理論を持っているので、この理論を持っていたからこそ、タイトルを獲得する選手が生まれる確率が上がったと言えます。しかし、タイトルホルダーが出るということはチームが勝てる確率も上がっていたということですし、にも関わらずチームが勝てないということは、そのタイトルホルダーの力を生かせなかったということにも思えます。まあ、ここら辺は考え方次第なのであまり気にするべき所では無い気がしますが。 この本の中で一番気になったのはボビーでしょうか。猫の目みたいな打線変更には予告先発とデータ専門の凄腕をわざわざ雇っていたことが関係していたことは知りませんでした。そして、その猫の目打線もあまり長期的な効果を維持することが出来ないということも。 メジャーリーグでするとより面白そうです。しかし、解き明かすとう点で見ると、解き明かしているのか?とも思いますがw
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この著者の作品のタイトルは、新聞のスポーツ面の野球選手の打率を眺めるのが好きな私の琴線をくすぐってくれる。 本屋の新刊コーナーで、中身をさほど確認しないで表紙買い・帯買いしてしまった事も今作品が初めてではない。 ※他の著書 『プロ野球 最強のベストナイン』 『プロ野球 強すぎる...
この著者の作品のタイトルは、新聞のスポーツ面の野球選手の打率を眺めるのが好きな私の琴線をくすぐってくれる。 本屋の新刊コーナーで、中身をさほど確認しないで表紙買い・帯買いしてしまった事も今作品が初めてではない。 ※他の著書 『プロ野球 最強のベストナイン』 『プロ野球 強すぎるチーム 弱すぎるチーム』 野球の全試合から膨大なデータを掘り起こし、分析する事で導き出された特異性をグラフなどを使い読者に分かりやすく繙いてくれる。 だが、選手や監督・コーチなどの逸話や取材から明かされる秘話などを期待して読むとガッカリするのも、この著者の作品の傾向かもしれない。 野球選手のエピソードに浪漫を求めている人が読むと、軽すぎる乾燥した読み口がある。 当時はまだ物心ついて間もない頃だったので、実際には目撃していない「江夏の21球」。 投手交代の準備を始めた古葉監督にイラついた江夏を衣笠がなだめるシーンを文献で読んで、当時の空気感と緊迫感を想像し心が汗をかく。 そういう読後感を求めている私とのミスマッチ、残念ながらそこが私にとって★3の大きな理由です。 スポーツライターというよりスポーツアナリストの執筆された作品、著者の小野氏の作品はそういう前提で手に取った方が良さそうです。 この作品で最強監督として紹介されているのは、 星野、バレンタイン、ヒルマン、落合、原、川上、古葉、広岡、長嶋の9人。 なかでも、V9時代の巨人を率いた川上哲治にもっとも多くのページを割いてあります。 参考文献に川上哲治や当時のコーチだった牧野茂の著書が含まれているせいか、川上哲治の章だけ特出してエピソード紹介があります。 巨人ファンの方が読まれると、また違った印象があるのかもしれません。 全体的にややネガティブな評価になっていますが、ほぅと唸ってしまう分析やへぇと興味を引くエピソードもいくつかあります。 新書ならではのライト感で肩の力を抜いて短時間で読めるので、興味を持った野球ファンの方はシーズン開幕前の暇潰しや移動時間にどうでしょうか。
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