商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2012/02/14 |
JAN | 9784562047680 |
- 書籍
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図説 尻叩きの文化史
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図説 尻叩きの文化史
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商品レビュー
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[ 内容 ] 子供のしつけ、キリスト教の悔悛の苦行、罪人への刑罰、スパンキング…時代によって多様な側面を見せてきた尻叩き。 貴重な図版とともに、苦悩から快楽への歴史的変遷をたどる。 [ 目次 ] まえがき 尻叩きと鞭打ち 第1章 幼児期から… 第2章 放埓まで 第3章 修道院で...
[ 内容 ] 子供のしつけ、キリスト教の悔悛の苦行、罪人への刑罰、スパンキング…時代によって多様な側面を見せてきた尻叩き。 貴重な図版とともに、苦悩から快楽への歴史的変遷をたどる。 [ 目次 ] まえがき 尻叩きと鞭打ち 第1章 幼児期から… 第2章 放埓まで 第3章 修道院で 第4章 医師のもとで 第5章 街角で 第6章 シンボル 第7章 そして今は? [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
世の中には色々なことに興味を持つ人がいる。またその中で、いろいろなテーマで本を書く人がいる。今回の本は、以前「週刊文春」「私の読書日記」で書評を連載されている明治大学教授で、フランス文学者の鹿島茂さんが取り上げていたので、変わった本だなあという印象を持っていた。 著者は、フランスの弁護士で、長年変わったものを収集しているという方。よくこんなテーマで本を書こうと思ったと同時に、よくこれだけの資料を集めたなあと思う。もし、数十年前の大学生が卒業論文、あるいは大学院生が博士論文で書こうとしたら、指導教授に「君、こんなものは文化とは言わないよ。文化とはそもそも」とお説教されていたことだろう。 訳者があとがきでも書いているが、尻というのは叩きたくなるような存在なのか、昔から悪さをしたら叩く、あるいはひそかに快楽を得るためにビシビシするためにあるようだ。 尻叩きに関する語源が載っていた。諸説あるが、「フランス語のfesser(尻を叩く)は、fesse(尻)から来たと考えるのが普通だが、ワロン語のfessi(ヤナギを絡み合わせたもの)が語源だという説もあれば、古ワロン語のfesse(板)、ドイツ語のFitzen(鞭で打つ)を語源とする者もいる」とある。尻叩きだけにそんな簡単にたどれるほど甘くはないということだな。 読んでいて驚いたのが、お金を払ってまで尻叩きをしてもらいたがった人がいることだ。リシュリュー元帥(1697~1788)は、売春仲介女のもとで働く娘に鞭で尻を叩かせていて、終わったらお金を払っていたと書かれている。叩くのも嫌だが、叩かれるのはもっと嫌な甘ちゃんには到底理解できない世界だな。 著者は、ほかのテーマでも本を書いていますが、エレガントなテーマではありませんので、食後の検索をお勧めします。食前と食中の検索をされてもわたしはしりません(笑)。
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「日本タイトルだけ大賞」になるようなインパクトの強いタイトルに出くわす。 もちろん中身も・・・まさにタイトル通りであるが、図説だけではなく写真まで生々しく取り上げられているだけに、ある意味「R-18指定」にでもなるようなものである。 しかしよく見てみると「文化史」に限らず、ルソー...
「日本タイトルだけ大賞」になるようなインパクトの強いタイトルに出くわす。 もちろん中身も・・・まさにタイトル通りであるが、図説だけではなく写真まで生々しく取り上げられているだけに、ある意味「R-18指定」にでもなるようなものである。 しかしよく見てみると「文化史」に限らず、ルソーなど歴史上高名な思想家なども何人か取り上げられており、歴史ではあるが、ある種「黒(?)歴史」と呼べる様な一冊なのかもしれない。
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