商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2012/02/14 |
JAN | 9784396633790 |
- 書籍
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FUKUSHIMA DAY
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FUKUSHIMA DAY
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商品レビュー
3
7件のお客様レビュー
◎内容 経済力もなく、政治的な意見が言えるわけでもない。 そんな時、何者でもない「ぼく」だったらどうするのか。 東京に住みながら福島に家族を持つ一人の男の子の感情を掘り下げて 愛と心の距離を描いた映画「FUKUSHIMA DAY」 話題作の完全小説化。桜井亜美×岩井俊二...
◎内容 経済力もなく、政治的な意見が言えるわけでもない。 そんな時、何者でもない「ぼく」だったらどうするのか。 東京に住みながら福島に家族を持つ一人の男の子の感情を掘り下げて 愛と心の距離を描いた映画「FUKUSHIMA DAY」 話題作の完全小説化。桜井亜美×岩井俊二氏対談収録。 ◎出版社商品紹介 まだ津波の惨禍も生々しい福島県・相馬郡新地町で 桜井さんは色んな思いを胸にカメラを回した……。 世界でいちばん大切な人が原発事故で避難していたら。 きっとみんな、「自然エネルギーに変えよう」っていう。 じゃあ世界で100番目だったら? 世界に大切じゃない人なんて、いない。(本文より) 福島に住む人々の気持ちが少しずつわかってくると ドキュメンタリーの流れをそのままフィクションにして 東京に住みながら福島に家族を持つ1人の男の子の感情を 掘り下げていくのがいいかなと思いました。 経済力もなく、政治的な意見が言えるわけでもない。 そんな時、何者でもない「ぼく」だったらどうするのか。 何をどこから手をつければいいのか、いろんな問題に悩み 引っ張られながら思った。一言で言うと、せつない気持ち。 それを映画にしたかった。 桜井亜美
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私自身ライトノベルは読んだことがないのですが、とてもライトノベル然とした恋愛ありきの悶々とした青春時代の話だなーと思って読みました。特徴的なのはやはり舞台が福島であり、主人公は福島を実家としてしかし今は東京に住んでいるといういわば当事者と部外者の狭間のような立ち位置からの視点で描かれているということでした。 具体的に言えば「福島に家族や友人、想い人を残してきた少年の物語」。一見青臭い少年の独りよがりのような行動が全編にわたって描かれていますが、原発や放射能という見えない恐怖にさらされている身内を想う少年ってやはりこういう気持ちなのだろうかと考えを巡らせながら読んでいきました。 結論から言えば結局彼に何ができるというわけでもありません。終始「福島から離れよう」と言い続けますが、残った人たちにも仕事があり、家族があり、恋人がいる。一時的ではなく、本質的実際的に故郷を離れるということへの高いハードルを見せつけられました。ハードルはそれだけでなく、やはり「原発」「放射能」という非日常な事象に対しての戸惑い・諦めなどの感情もとてもリアルに表現されていたと思います。
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東京にいて 福島の家族を 東京に来るように呼んだ方がいいのか それともやはり福島に残るのか ひとりひとりの福島があることを あらためて感じました
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