「自分の家で死にたい」と言われたら読む本

関屋利治【著】

• 販売会社／発売会社: 中経出版
• 発売年月日: 2012/02/01
• JAN: 9784806142225

商品レビュー

2014/08/04

　「自宅介護／看取り」は理想的な最期とされる。本書は白血病で亡くなった父上を、各種のサービスを用いながら望み通り自宅で介護した著者によるそのための解説書といえよう。 　最初の方で示される、フローチャート形式の「自宅介護／看取り」の難易度診断テストを見ただけで、このことがどれほど難しいかが良くわかる。これで「難」と判断された世帯の人間が「成功譚」を書くのであれば、それなりの説得力を持つだろう。しかし著者の場合はどれもに優った要因を持つ恵まれた家族であり、その「成功譚」であるところにどうしても違和感を感じた。

2012/04/28

＜印象に残ったこと＞
＊本人の希望を尊重すれば家族の満足度が高くなる
＊ほおっておけば、医師や病院の言うがままになる
＊本人の意思を尊重したいと思ったら、選択肢を考えよう
＊「母親の嘆願書」
＊病気をやっつけるのか、病気を付き合うのか？
＊事前指示書を作成することで意思を伝えられる（医療判断代理委任状・リビングウィル」
＊訪問診療医やペルパーさんと連絡をとる「連絡ノート」を活用しよう
＊薬の管理に一工夫しよう。
＊強い薬は、医師の指示通り飲まないと効果ないだけでなく、副作用などの危険性があるからです。
＊末期になると食が細くなる・・細り・・食べる量が少しずつ減っていき、やがて最後には食べなくなりました。
＊最後には水さえも拒否したのです
＊最期のときを迎えるにあたって
＊救急車を呼んではいけない、
＊在宅ながではの「お別れ」を大事にしよう
＊臨終が近づいても、聴覚機能、すなわち耳はぎりぎりまで聴こえている
＊待ったなしでやってくるのが葬儀です
＊遺言のうち、法律上有効なものは民法で定められています
＊遺された家族を助ける「エンディングノート」