商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | せりか書房 |
発売年月日 | 2012/01/01 |
JAN | 9784796703093 |
- 書籍
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ポピュラー音楽と資本主義
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ポピュラー音楽と資本主義
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元々が大学の講義をベースに作成されているだけあって、音楽と社会全般について学ぶための入門として最適。 広く全体感をもって学べる。 作中で出てくる音楽も多彩で、参照されている音楽を次々に聴きながら読み進め学ぶ時間は至福だった。 こんなことができるもの、インターネットですぐに何でもき...
元々が大学の講義をベースに作成されているだけあって、音楽と社会全般について学ぶための入門として最適。 広く全体感をもって学べる。 作中で出てくる音楽も多彩で、参照されている音楽を次々に聴きながら読み進め学ぶ時間は至福だった。 こんなことができるもの、インターネットですぐに何でもきけるこの時代のおかげ。 ーー 1.アドルノの時代の音楽が資本主義経済の一部になってしまった時代(自由に見えて決まった型の中で自由っぽく振る舞っているだけ。昔は良かった…) →2.ロックやジャズの反体制としての前衛さ →3.また資本主義経済の一部で定型化 というが、2.がどこまで本当に力をもっていたのか、当時を知らない自分からするとなかなか信じられない。 その世代の懐古回顧主義で言ってるだけで、1や3と変わらないのでは?そしてそれらを否定するのも単なる「昔はよかったおじさん」なのでは? と思うが2の時代を経験してないのでどちらかは分からない。 どのようなジャンルであれ、誕生時は反体制の要素をもちそれが大きくなっていくにあたって商業的になる、単にそれだけではないのか? 巨大な共通の音楽→各自の好みに細分化された音楽 の流れは、工場のフォーディズム(一斉に働いて一斉に休む、個性は出さない)から情報・サービス業へのポストフォーディズムのライフスタイルの変化によるもの
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22 アドルノ 文化が資本のなかに包摂されるのを批判 30 「ひとの精神を規格化する単調な音楽」 32 〈熱狂することで資本の中に組み込まれてしまう〉〈いわゆる「通」や「マニア」に対してもその俗物性を批判しています〉〈本来多様なはずの人間の精神を均質化していく資本主義の装置〉〈受...
22 アドルノ 文化が資本のなかに包摂されるのを批判 30 「ひとの精神を規格化する単調な音楽」 32 〈熱狂することで資本の中に組み込まれてしまう〉〈いわゆる「通」や「マニア」に対してもその俗物性を批判しています〉〈本来多様なはずの人間の精神を均質化していく資本主義の装置〉〈受動的に消費しているにすぎない〉 38 41 45 チェインバース「ブリコラージュ」 46 アルチュセール「相対的自律性」 66 70 Fordism 労働者は生産者であり消費者 76 80 ミュージシャン志望の若者 88 イギリスのロックとアート・スクール『art into pop』 103 サブカルチャー・エリートとその批判「パスティッシュ」 118 122 148 178 日本的消費 186 宇多田ヒカル 193 197椎名林檎 244 ムシカ・プラクティカ 273 総括
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やっぱりちょっと硬くてムズかしい。これがスンナリ、喉を通るようになるのはいつの日か、、、と思うけれども、まずは一度、飲み込んでみないと進まない、という第一歩。 ポピュラーソングとは、という命題について、時代ごとに、国ごとに、またジャンルと言って良いのか、様々な切り口ごとに丁寧に検...
やっぱりちょっと硬くてムズかしい。これがスンナリ、喉を通るようになるのはいつの日か、、、と思うけれども、まずは一度、飲み込んでみないと進まない、という第一歩。 ポピュラーソングとは、という命題について、時代ごとに、国ごとに、またジャンルと言って良いのか、様々な切り口ごとに丁寧に検証されている。 どんな戦術で、どんな層に、どんなものが売れたのか。デジタル化はどんな影響を及ぼしたか。 あとがきに三井徹さんの著作について言及があり、なるほどと頷いた。一周してもう一度読めばもう少しわかるかも、、、消化できるのはいつになることやら。
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