商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 太田出版 |
発売年月日 | 2012/01/27 |
JAN | 9784778312947 |
- 書籍
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電卓のデザイン
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電卓のデザイン
¥1,760
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商品レビュー
3.8
10件のお客様レビュー
電卓が誕生してから50年間に製造、販売されてきた様々な電卓のデザインを楽しむ本である。 世界初の電卓は1962年にイギリスで販売されたANITA Mk8である。その2年後に早川電機工業(後のシャープ)が日本初の電卓であるCS-10Aを販売した。CS-10Aは演算素子にトランジス...
電卓が誕生してから50年間に製造、販売されてきた様々な電卓のデザインを楽しむ本である。 世界初の電卓は1962年にイギリスで販売されたANITA Mk8である。その2年後に早川電機工業(後のシャープ)が日本初の電卓であるCS-10Aを販売した。CS-10Aは演算素子にトランジスタやダイオードを使用しており、その重量はなんと25 kg、価格は535,000円もした(当時の乗用車と同じくらい高価)。このように電卓は高価だったが、ビジネスマンのステータスシンボルだったため、機能性やデザイン性を追求した電卓の開発競争が進み、20世紀の日本のマイクロエレクトロニクス産業を推進したことで、日本の大手電機メーカーの発展に貢献した。 21世紀では電卓は百均でも売られるようになり、また、パソコンやスマホの普及によって、かつての熱狂は過去のものとなったかもしれない。しかし、電卓の貢献がなければ今の技術進歩はなかっただろう。技術者が熱意を込めて試行錯誤した跡が読み取れる電卓の開発推移は、技術開発において最も大切な原点を思い出させてくれる。
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電卓が最先端のディジタル機器だった頃のデザインは今でも通用するぐらいにカッコイイ。今のシンプルで無駄のないデザインも悪くないが、モノとしての存在感では敵わない。「今」の日常に置いた写真が掲載されているが、非常に存在感がある。大きいから存在感があるというわけではなく、「凄いものを...
電卓が最先端のディジタル機器だった頃のデザインは今でも通用するぐらいにカッコイイ。今のシンプルで無駄のないデザインも悪くないが、モノとしての存在感では敵わない。「今」の日常に置いた写真が掲載されているが、非常に存在感がある。大きいから存在感があるというわけではなく、「凄いものを作った」という自信、自負がその存在感を高めているのではないかと思う。
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これを見ていたら、さらに、ブラウンの電卓と、カシオの最薄カード電卓と、ソニーのICC-500が欲しくなってきた。ブラウンの電卓は尊敬する「おっさんデザイナー」も激称愛用している。
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